2024年05月20日
公立中学校の定期テストがひと段落したので、恒例の理科実験教室を。
今回は、夏の花火にも使えるようにキャンドルを作ってみました。
廃油キャンドルの作り方
廃油キャンドルは、ご家庭で揚げ物などで余った油で作れます。
①油を湯煎して温め、廃油処理剤(固めるテンプルなど)を入れて混ぜます。
※直接、油を温めると高温になり過ぎてしまうかもしれませんので、ご注意ください。
②処理剤が溶けたら、食紅やクレヨンで色をつけます。アロマオイルを入れてもいいですね。
※油にカスがある場合はコーヒーフィルターなどで漉しておくほうがいいと思います。キャンドルに火をつけたときにイヤなニオイが出てしまいますので。
③色や香りのついた油を耐熱容器に入れ、タコ糸などで芯をつけ、あとは冷えて固まるのを待つだけです。
※冷蔵庫に入れると短い時間で固まります。
コチラはシリコンカップを使って作ってみました。
ちょっと処理剤が少なかったのかグズグズになってしまいました。
廃油の処理について
今回のキャンドルづくりに使用した油は1個あたり約100ml。もし、この油を海に投棄したら・・・
魚が住めなくなってしまいます。
そして、油を薄めて魚が住めるようにするのに必要な水の量を想像できるでしょうか。
何と!お風呂100杯分!!約30,000リットル!!!
キッチンの流しに捨ててしまうとパイプが詰まる原因にもなります。
だから廃油は新聞にしみこませたり、固めたりして、適切に処理する必要があります。
そんなちょっとだけエコな知識も伝えておきました。
今年度もスケジュールを調整して楽しく学べる機会を作りたいと思います。
※過去の理科実験教室の様子はコチラ
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。