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帝塚山泉ヶ丘高校、2024年入試説明会レポート

2024年08月27日

昨年に続いて帝塚山泉ヶ丘の説明会に参加してきました。

昨年の記事はコチラです。

校長先生が交代

帝塚山泉ヶ丘では4月から校長先生が交代。システムエンジニア出身の飯田先生、大手塾出身だった前任の先生とは対照的な穏やかな語り口でしたが、熱く現役国公立大学への合格を目標としているとおっしゃっていました。

2023年春の実績が名、2024年春は昨年の説明会で前校長が言っていた通り合格者数は伸びていました。

来春の目標は140名だそうです。鼻息が荒いですねぇ。高2春の模試の成績資料を示されていましたが、不可能ではなさそうです。

国公立大学への合格者は伸びているものの難関10大学への合格率が卒業生に対して4%と低く、ここを改善していきたいという言葉もありました。

細やかな施策を導入

大きな改革は変更はありませんでしたが、細やかな施策がいくつかありました。

最近の入試方式の多様化に対応するために、小論文や英作文、面接対策を個別で実施。

また昨年には休日や長期休暇中に自習室の解放をスタート。8時から16時まで、正月3が日以外は自習室が使えます。

従来からの自前の(予備校講師に頼らない学校教員による)夏期講習と合わせて「塾・予備校に通わなくても国公立大学に合格できる」と強調されていました。

あと気になったのが、共通テストの受験を全員に課していることです。これは私立専願の生徒も同じだそうです。昨年度は100%を達成したと。これはちょっと「どうかな?」と感じました。

中高一貫コース

3コース編成でⅡ類選抜1クラス、Ⅱ類2クラス、Ⅰ類1クラスでの募集ですが、その学年の成績によって変更はあり得るということです。

現中2生は2クラス、2クラスでⅠ類がなくなったとのこと。

Ⅰ類は高校内容に入る前に英語と数学に関しては中学内容の総復習を入れて、基礎力の強化を図っています。

3年コース

2年生から選択できる国際英語ですが、週15時間の英語の授業とかなり多いです。

2年次の国際英語コース、3年時に特進理系、特進文系以外は中学入学組と合流します。

留学について

1年留学の生徒は元の学年、1つ下の学年どちらでも選択して所属することが可能です。元の学年に所属したい子が多いようですが、進路選択はかなり限られてくるのかもしれません。

高校入試について

今春の入試では、私立高校無償化の影響で専願者数や併願からの入学者数が増えているそうです。

また入学者の半数以上が併願者でした。これはかなり多いですね。併願先として多いのが文理学科と泉陽です。

入試の成績でS特進と特進とにクラス分けがあるのですが、特進を専願で狙っている方は併願での入学者の学力がこのあたりであることを意識しておいたほうがいいと思います。入学時の成績が全てではありませんが、標準的なコースを専願、それもギリギリで入った子たちは入学後に苦労する傾向にあります。

※来年度の高校入試制度について特に変更はありません。

中学入試について

1次B(午後入試)に集合時刻が2つに分けているのが特徴です。これは清風南海の併願者を取りたいという意図ですね。

プレテストの成績上位者がどの学校を第一志望で受験したのかといったデータを示すなど、ライバル校を意識した内容もありました。

入試方式は4科目か3科目で高得点の結果で合否判定をするアラカルト方式ですが、国算社での判定もあります。理科が苦手なお子さんはねらい目ですね。ただし国算社の3科目のみの受験はできず、4科目か3科目の場合は国算理の2つから選択することになります。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございます。

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