2018年03月08日
昨日、大阪府の公立高校入試の倍率が発表されました。
人気校で定員が減っているのに倍率が下がった。
3年ほど低倍率で1.0倍台だったのに、グンと倍率が上がった。
中間発表のあった一昨日もそうでしたが、教室に来るなり中学3年生たちは、その話題で持ち切りです。
まぁ致し方ないところですよね。よーく気持ちは分かります。一年間がんばってきたことが試される場ですもんね。
でも、そんな生徒たちの中に落ち着いた子が一人。ビシッと言ってくれました。
そんなん気にしても仕方ないで。不合格になるのが1人でも、自分が合格点に達しなかったら落ちるし…。倍率が高くても合格点を取ればいいだけやん!
いやぁ、素晴らしいです。中学3年生にして、そこまで達観(と言ってもいいでしょう)できているのが。
私が中学生だったら、間違いなく一緒になって落ち着きなく騒いでいたはずです…
毎年、倍率が発表される日に、生徒たちのの話を聞いた後で伝えていたことをそのまま代弁してくれました。
「注目すべきポイント」などというタイトルを書いてしまいましたが、すみません。倍率や受験人数ではありません。
今、受験生はどこに照準を合わせて行動するか、です。
合格に一歩でも近づくためには、目の前のことに集中すること。今の時期、もうそれ1点しかありません。
単語でも漢字でも計算チェックでも理社のキーワードの復習でも。とにかく自分が気になるところを一つでも潰していきましょう。
他人を変えることはできません。同じ学校を受験する生徒たちに対して何かできることはありません。倍率も見なくていいです。
変えられるのは自分と未来だけ。
朝、学校に行く前にオンライン自習に参加する子がいます。学校から帰ってすぐに教室に来て勉強を始める子がいます。
あと4日で入試。プレッシャーで押しつぶされそうな気持ちがあるでしょう。緊張でソワソワ落ち着かないかもしれません。それでも「あなた」がテストが始まる直前まで一歩でも前に進むことを願います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。