2022年09月28日
今週は大阪女学院を訪問。
説明会でアピールされていたところを少しご紹介すると・・・
中学校カリキュラム
英語の授業、在籍する7名のネイティブの先生が担当する中学校週2時間、高校週1時間。
理系教育、「実際に触れる」ことを重視。フナの解剖、4週間かけて学び、解剖し、スケッチを作る。
OJアフタースクール
放課後や部活後に自習室を開放。先生が常駐していて質問対応をしてくれます。
卒業生より
2人の卒業生が登壇して大阪女学院での学びや現在に活かされていることについてプレゼンをしていました。二人とも中学からの入学者で、理系コースと英語コースの方でした。
印象的だったのはお二人とも「大阪女学院が大好き」と言っていたところです。説明されていた先生も「女学院のことを理解して入ってきてくれるご家庭が多い」とおっしゃっていました。カラーのハッキリしている学校だからこそかもしれませんね。
クラス編成など
女学院は募集人員が少なく、特に理系は高校3年間クラス替えがありません。
英語コースは、毎日2時間以上の授業があります。卒業生の方もおっしゃっていましたが、「英語が得意!」というよりは「英語が大好き!!」という人が多く選択しているようです。
どのコースも考える機会をしっかりと取っていて、作文や要約などで自分の考えを言葉にし、文章にする機会が多いとのことです。
進路指導
「生活と学習は不可分になる学びの確立」ということをおっしゃっていました。
中学の段階で大学進学の後、職業別進路ガイダンスを行い、進路を発見するサポートをします。その場に卒業生を招いてその職業やキャリアについて考えた上で、高校では学部別や大学別の進路ガイダンスを行うそうです。
「協定校推薦」として関西学院、同志社女子、神戸女学院の3大学があり、今後は東京女子大学が加わる予定だそうです。
また海外の大学へも20名ほどが進学するそうです。その海外への進学をサポートする専門のスタッフも抱えていて、専門の進路指導室があります。
少し変わったところでは、チェコの国立大学医学部への指定校推薦を持っています。またハンガリーの大学も加わる予定だそうです。この2つの国では医学部へ入る入試で数学が課されないのが特色です。
入試概要と分析
中学入試
日程に特色があり初日は国際特別入試のみ、2日目に前期入試を行います。だから女学院を本命にしている人にとっては、抑え難易度の比較的低い初日に受けることができます。
国際特別入試での合格ラインは算数国語とも6割くらいです。
前期入試では3科目か4科目入試、実質的に算国社での受験も可能です。(理科も受けなくてはいけませんが)
高校入試
高校からの入学者と中学出身者が同じクラスに在籍します。
昨年から英語にリスニングが課されるようになりました。難易度は公立高校のB問題と同レベルとのことです。
クロス出願という制度があり、第一志望を専願、第2志望は併願という出願方法です。以下のような流れです。
●第一志望(専願)英語科or理系2類 ⇒ 第二志望(併願)文系or理系1類
●第一志望(専願)国際バカロレア(専願) ⇒ 第二志望(併願)英語科 ⇒ 第三志望(併願)文系
少し書きましたが、大阪女学院は高校入学時に理系、文系、英語系と分かれます。また入試制度も含めて特色がハッキリとしています。説明会などに参加して、しっかりと意志を持って志望校として選択すると、充実した中学・高校生活になると思います。
この正門は青空に映えますね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。