2018年04月21日
生徒も先生も目標未達…
中3で英検3級程度、高3で英検準2級程度の英語力を持つ生徒の割合を50%まで引き上げるという政府の目標が未達成だったという記事です。
ちなみに先生の英語力にも目標を設定しています。高校の教員は準1級が75%、中学校で半数以上でこれまた未達成だったとのことです。
堺市の中学生の英語力は全国最下位?
調査は都道府県と政令指定都市別に行われたようで、結果は以下の通りです。記事にあるデータを拡大したのが以下の写真です。(赤い囲み線は私が加えました)
データをのタイトルは「中高生の英語力」中学生では、見事に堺市は最下位で、トップの福井県の半分以下という状況。
ただこの調査だけでは英語力をキチンと把握することはできません。福井県は年1回ですが、受験料を県が負担する制度があるそうです。そういった制度のあるところと、とないところが混在しています。
「受験料を負担してくれるなら受けようか」
そう思う生徒が増えることは予想できます。受験する人数が多ければ、合格者も増えます。すると全体に占める合格者の割合も高くなりますよね。
だから、こういう調査は評価が難しいです。
また英検3級を取得していても偏差値50に満たない生徒もいます。英検3級の目安が英検協会によると「中学卒業程度」だそうです。
英検は持っていないけれど、模擬テストで偏差値80近くをたたき出す生徒もいます。
さらに評価が難しくなりますね。
新聞の読み方は難しい
記事には目立つ場所に「英検3級程度」と書かかれていますが、読み飛ばしたり「英検3級」と読み違えたりしそうです。
上記のように見出しや記事の一部だけを切り取ると判断を誤ることが多々あります。
データを元に「堺市は全国で英語力が最下位」という見出しの記事を作ることだってできます。でも最下位かどうか判断できないのは、先ほど書いた通りです。
それでも新聞を読もう!
それでも新聞を読むメリットはたくさんあります。
①語彙力がつく
②読解力がつく
③知識が豊富になる
④考えるヒントになる
⑤将来の選択肢として視野に入れる分野が増える
⑥話題が豊富になる
⑦自分の主張ができるようになる(なってほしい)
英語の記事を目にしてツラツラ書いているとこんな結論になってしまいました。
最近は新聞購読率が下がっていて、生徒に聞いても「家で新聞を取っていない」というご家庭が増えてきました。
教室には「読売中高生新聞」を置いています。この新聞は週刊です。トップ記事だけでも読むようにしてくださいね。読む曜日を決めると読むことを習慣にしやすいですよ。授業の休憩時間などにぜひ!
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最後までお読みいただき、ありがとうございます。