2021年10月19日
公立中学校の中間テストが終わった金曜日の午後、中学3年生たちに集まってもらいました。そして、ここから入試に向けていくつかのことを伝えました。
入試までの距離感
中学3年生にとって、定期テスト前はテスト勉強でハードですが、精神的には普段から楽なのかもしれません。なぜなら、やるべきことが明確で、1週間から2週間先のゴールも見えているからです。
でも、定期テストが終わると不安な気持ちになってしまいます。定期テスト対策から受験勉強に戻ると、目の前のことではなく数か月先のことになるので、受験生とはいえ実感に乏しいのかもしれません。また何をすべきか明確にできていなかったり、量を膨大に感じてしまったりということもありそうです。
そこで、まずは受験までの日数を再確認しました。中間テストが終わってから2月の私立高校入試までは4か月弱。定期テストが2回あって、テスト対策に各2週間=約30日を費やします。
すると残りは約90日。90日というと1学期の夏期講習前から10月半ばの今までと同じくらいに日数です。
というと「えーっ、思ったより少ない!」少し実感が湧いたようです。
最優先は11月の実力テストへ向けて
入試までの4か月の間に、11月の実力テスト⇒五ツ木模試⇒学校の進路懇談⇒期末テスト⇒学校の期末懇談(私立の受験校決定)⇒冬期講習⇒学年末テスト⇒私立高校入試とイベントが続きます。
そのイベントをマイルストーンにして入試までにすべきこと、次のテストまでにすべきことを整理します。すると「いつまでに」「何をやるべきか」が明確になるので、漠然とした不安が少し解消されます。
その後、11月の実力テストに向けて、科目ごとに何を勉強するのかをアドバイス。そして実力テストから冬期講習までの流れの中で何を勉強すべきかもお伝えしました。
それぞれの不安を解消
少し先のことが、ある程度見えたとはいえ、それぞれ不安は抱えています。もちろん、その不安は人によって内容が異なります。
ということで全体への説明後に中3生全員と個別面談を実施。
「国語では何を勉強したらいいのか分からない」「英語の長文問題ができない」「理科の計算が苦手で…」「計算ミスが減らない」と言った勉強に関すること。
「志望校が決まらない」「私立と公立、どちらがいいのか分からない」「集中できずボーっとしてしまうことがある」といった様々な不安。
それぞれの不安を聞き取って可能な限りのアドバイスと個人別に勉強内容や志望校についての話を整理しておきました。
全体の説明に始まり個人面談が終わるとスタートから6時間も経っていました。
といっても全ての不安が解消された訳ではないと思います。各テスト結果が返ってきたタイミング、学校の懇談前後などのタイミングで今回、口にできた不安、解決できた不安、新しく出てきた不安などに対応していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。