2022年01月15日
こんにちは、福島妙です。
少し前ですが、天王寺にある大阪市立美術館にて開催していたメトロポリタン美術館展(開催は2022年1月16日まで)に行ってきました。勉強は教科書だけじゃないシリーズです。(勝手に名付けました。w)
美術館展は朝1がおすすめ
65点もの貴重な絵画がアメリカのNYからやってきて、大阪で見られるのは嬉しい限りです。今回の展覧会では65点のうち46点が日本未公開のものです。連日たくさん美術ファンが来場していたようで、特に、土日などは人出が多かったと聞いています。人でごったがえす美術展が苦手なので、私は美術展のために仕事を休んで、平日の朝イチの時間を予約しました。コロナの影響で現在はほとんどの美術館が事前予約制をとっているので、大混雑という状況はずいぶん減り、美術鑑賞が好きな人にとっては事前予約制はウェルカムと捉えている人も多いのではないかなと思っています。
オーディオガイド
本展覧会のオーディオガイドは俳優の佐々木蔵之介さんが担当しています。美術展、特に西洋絵画はオーディオガイドを借りないと、私のような素人には宗教や時代背景などがわかりません。ということで、オーディオガイドは必須です。今回の佐々木蔵之介さんのように、最近は俳優さんや声優さんが担当しており、オーディオガイドを借りるのも楽しみの一つです。佐々木蔵之介のゆったりとした、落ち着いた解説はとても良かったです!
別室でのメトロポリタン美術館からのメッセージ上映
今回、絵画が展示している部屋の途中に、メトロポリタン美術館の学芸員さんたちからの解説やメッセージが上映されている部屋がありました。美術鑑賞はゆっくり鑑賞するとけっこう疲れるので、別室で今回のような動画での解説などを椅子に座って鑑賞できるのは良いなと感じました。
気に入った作品たち
今回の展覧会ではルノワールやドガ、ゴッホ、モネなど素晴らしい作品がありました。特に私が好きだったのは、オランダのフェルメールの作品の中でも珍しいタイプのものと解説されていた「信仰の寓意」とジャン=レオン・ジェロームの「ピュグマリオンとガラテア」と作品です。
出典元:https://onl.la/fhqF5fV(メトロポリタン美術館所蔵)
出典元:https://onl.la/ZvuFmf3(メトロポリタン美術館所蔵)
両作品ともオーディオガイドで解説を聞いて、面白い作品だと思いました。機会があれば是非ともニューヨークのメトロポリタン美術館で鑑賞したいものです。
美術館を楽しみ方は人それぞれ
昨年はアートに触れる機会を意識的に作りましたが、やはり予習が大切だということとオーディオガイドは借りるべきだと学びました。アートの何を楽しむかは人それぞれですが、事前知識があったほうが楽しみ方の深さが違うのだろうなと思います。私にとっては、西洋画は宗教や神話、歴史と密接に結びついているので、特に難しいです。でも、難しいことはわからなくても、昔も今もモデルや風景のその瞬間が切り取られ、一枚の絵を通じて何百年もたった現代の自分が同じものを見ていると考えるだけでも、すごいと感じることができます。それが私の楽しみ方です。
最後に、「勉強は教科書だけじゃないシ」リーズということで、世界史や宗教に興味のある方は、アートを通して目と耳で学ぶ機会を作って欲しいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。