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力がつく宿題の仕方

2020年06月02日

宿題ノートから声が聞こえます

宿題のノートを確認していると、声が聞こえてきました。(なにかオカルトっぽいですが、そんなことはないです。)

「ここの問題、なんでマイナスはダメなんですか?」

いや、本当に聞こえるわけではなく、「ノートの持ち主がこう思っているんじゃないかなぁ」ってことです。

それで本人に確認します。

「この問題、どう?」

「いやぁ、ちょっと分からなくって。式も計算も合ってるはずなんですけど…」

「じゃあ、問題をもう一回読もうか。で、その後に解説も読んでみて」

「あ!」

不正行為

そこまで言うと言いすぎかもしれませんが、ちょっとズルいことをしているのも見えてきます。

それで宿題で解いたのと同じ問題を2つ3つ解いてもらいます。

すると微妙に違うんですよね。

「この問題、宿題と同じなんやけど」

「えっ・・・」

「宿題では3つとも〇ついてたよ?」

「あ、あぁ・・・」

「じゃあ、どうする?」

「授業のあと、もう一回やり直します」

宿題チェック

毎日、毎日、こんなことがあるわけではないんです。だんだんと数は減ってきます。でも、お恥ずかしい話で、ゼロにはできていません。

「ちゃんと宿題やった?」と言う問いかけに対して、ほとんどの生徒さんは「はい!」と答えてくれます。

でも「ちゃんと」は人それぞれ基準が違います。

前者のような出来る子には、ある程度はひとりで勉強できるようにして、頑張ったけれど独力では何ともならない問題を解説してもらうことで力がつきます。

後者のように少しサボってしまう子には、丁寧に繰り返し問題を解くことで早く正確に出来るようになることを実感してもらう必要があります。

こうやって一人一人、それぞれに対応していくと、勉強の質が変わってくる、テストで結果が出る、そして少しずつ自信が持てるようになる、と少しずつ変わっていく姿を見ることができます。

塾をしている醍醐味ですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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