2024年03月11日
昨日の日曜日は恒例の理科実験教室、今回もたくさんの小学生が参加してくれました。
毎回、思うのですが、楽しくって、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
さて今回の実験は「割れない水風船」です。
(水風船はぶつけ合ってビショビショになるのが楽しさの一つなので、本末転倒のような気もしますが・・・)
手順はかなり簡単です。
まずはボウルに水溶き片栗粉を作ります
と言っても料理に使うものよりも片栗粉を多く使います。片栗粉:水が1:1くらいで始めました。
泡だて器でダマにならないように混ぜ、固さを見ながら少し調整をします。泡立て器で少しすくい取れるくらいの固さにします。
この段階で泡だて器を勢いよく縦に突き刺すようにします。すると抵抗を感じて底まで入っていきにくくなります。
これが「ダイラタンシー」という現象ですね。砂浜だとサラサラなのに、波打ち際では砂が固まっていたり、手で握ると固まるのと同じ原理です。
せっかくなので手でも握ってもらいました。
ドロドロなので「気持ち悪ーい」などと大騒ぎでした。
そして、いよいよ風船に入れます。粘度が高いので、そのままでは入りません。
まずは漏斗(じょうご)を使ってペットボトルに水溶き片栗粉を移します。
※ほとんどの子が漏斗という名前を知りませんでしたね。
そしてペットボトルの口に風船を取り付けて、溶液を流し込んで口を縛ったら出来上がり。
風船を床や机に叩きつけて割れないことを試してもらいました。
ご自宅で試される場合は、汚れてもいい服で実験してくださいね。片栗粉がかなり飛び散るかもしれません。
生徒たちが帰ったあとの教室は至るところが真っ白になっていました(笑)
今回もご参加いただき、ありがとうございます。
理科実験教室を始めた2019年から、ほぼ毎回参加してくれていた6年生たちが参加者としては最終回を迎えました。
中学生になる次回はアシスタントとして手伝ってくれるそうです。
実験の趣旨とは違いますが、これもまた嬉しい限りです。
※過去の理科実験教室の様子はコチラ
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。