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出来る子の過去問の使い方

2020年01月21日

20日を切ってしまいました!私立高校入試まで、あと少し。

月州中学校は今日から、大浜中学校は明日から卒業テスト(学年末テスト)。殿馬場中学校は来週からと、中学3年生にとってはハードなスケジュールが続きますね。

学年末テストが終わったら、もう入試が目前。過去問を中心に最後の仕上げの時期です。今日はもう一度、効果的な過去問の使い方について書いてみます。

使い方で効果が変わる過去問演習

未来アカデミーでは中学3年生の生徒たちに、2学期の期末テストが終わったあとから、少しずつ過去問にチャレンジしてもらってきました。

ある程度、使い方のアドバイスをするのですが、それでも毎年、「うん、いい勉強の仕方。その調子で!」という生徒と、「あー、もう一歩進めると、もっと効果が上がるのに!」という生徒に分かれます。

あと一歩な過去問演習

以前も書きましたが、制限時間を意識して解くのは当然ですよね。そして採点もします。ここまでは、どんな生徒も変わりません。

そして公表されている場合は、合格最低点をチェックします。これも、ほぼ全員がすることでしょう。

そして次の勉強に移る・・・これはもったいないですね。過去問演習が得点力アップにつながっていません。

普通の過去問演習

答案を採点して、気になる得点をチェック。そのあと、間違えた問題や解き方が分からない問題、知識不足で書けなかった問題などを確認、復習しています。

これは普通の生徒の過去問演習です。

出来ない問題をキチンと復習していますから、チカラはつきます。

でも、ここから突っ込んで行けるかどうか。「流石!」と思う生徒は、その先があります。

もっと力のつく過去問演習

模試の回数を重ねるごとに成績を伸ばしたり、初めは過去問の点数が合格点に満たなくても、合格までたどり着く生徒たちは、2つの点で違いがあります。

採点する前

まずは採点する前の時点での取り組みです。

本当に単純なことなんですが、時間内に解けなかった問題があれば、時間を延長してその問題を解いています。

もちろん、何分で解けるかタイマーで測りながら。

これによって、「分からないから、解けなかった問題」「時間配分や問題を解く順番を変えるとと解けた問題」が分かりますよね。

そのうえで自分に何が足りなかったのかを見つけることができます。

間違えた問題をどう復習するか

他の生徒と同じように、正解できなかった問題を復習します。

過去問を上手に使う生徒は、この復習時に違いがあります。

本当に単純なことなのですが、解けなかった問題だけではなく教科書や他の問題集を使って類題をチェックするんです。

また、選択問題については、全ての選択肢に分からない内容がないかどうかの確認をします。また、英語の長文問題の中で出来た単語や連語、国語の古語や漢字、語彙。それらもチェックします。

このようにして正解であっても、不正解であっても、また出題されたすべての問題をヒントに勉強を進めていく子がいます。

それによって不安がある単元については補強でき、そのほかの知識についても総仕上げができます。

これが過去問を解くときに大切なことです。

ぜひ、実践してみてくださいね。そして、必ず志望校に合格してきてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

少しでもご家庭での勉強や受験のお役に立てば幸いです。

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