2021年01月19日
どんな入試でもで共通するもの
関西では中学入試が終盤に来ています。
進路が決まったお子さんもいらっしゃるでしょうし、まだ頑張っているお子さんもいらっしゃいます。
まだ日程が残っている方は、何とか実力を出し切れることを願っています。
また共通テストを受けた受験生の方たちもお疲れ様でした。私立の一般入試や国公立入試、ここからが本番ですね。
さて中学入試も共通テストも、ここから本番を迎える高校入試にも共通するものがあります。
テストなので合否や目標点に達するかどうかといった結果が明確に出るということです。
「努力は裏切らない」ってホント?
第一志望に合格するもありますし、倍率のあることですから不合格になってしまうこともあります。
「努力は裏切らない」といった標語を目にすることもありますが、ある意味では本当ではありませんよね。
自分では最高の努力をしたつもりが不合格になるなんていうこともあります。私は高校入試では、受験校を安全校に回避したため合格でしたが、安全校を受けなかった大学入試では全敗して浪人をする羽目になってしまいました。
「合格」「不合格」に意味はない?
不合格を突きつけられると「自分は価値のない人間だ」と思ってしまったり、保護者の方だと「子育てが間違っていたんじゃないか」と考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、冷たく聞こえるかもしれませんが「合格」「不合格」、それ自体に意味はありません。
入試の時までの努力の結果であって、現時点でのその学校からの評価です。これから先の人生を決めるものではありません。
師匠からの言葉
どんな意味があるの?
塾経営の師匠からの受け売りです。
「自分にとって、その出来事はどんな意味があるのでしょう。何か起こったら、その意味を考えなさい」
言われ続けていますが、上手くいったら有頂天になり、失敗したら落ち込む自分がいます。
入試で合格した場合は、「今回は成功した」ということです。次回も成功するという保証はどこにもありません。
不合格だった場合は、「今回は努力が足りなかった」というだけで、ここからの人生を決定づけられる訳ではありません。
先ほど書いた「努力は裏切らない」という言葉が好きです。
「努力は裏切らない」から頑張ったら必ず成功するという意味ではありません。目標に対して自分の努力が足りなかったから思った結果にならなかったのかもしれません。それも「今回は」です。だから次回は成功するために何が必要なのかを考えるチャンスにすることもできます。
経験を知恵に変える
師匠からは「経験を知恵に変えなさい」とも言われます。
結果をどう受け止め、何を学んだのか。次に何か起こったときには、今回の経験を活かして、どう対応するのか。
浅い知恵ばかりで叱られことも少なくありません。
人生は自分が主役の物語
本でも映画でもドラマでも、成功ばかりのストーリーはありません。「人生は自分が主役の物語」とも言われます。今回は失敗してしまった主人公は、どう立ち上がって、どんな成功を収めるのでしょうか。
まだまだ物語は始まったばかりです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?