2021年04月26日
中3向け入試ガイダンス
先週に引き続いて今週は中学3年生を対象に入試ガイダンスを行いました。
テストまでの日程、内申点を始めとした入試の仕組み、受験勉強の進め方…
初めての入試を迎える中学3年生にとっては分かってそうで、実は理解できていないことがたくさんあります。
そういったテクニック的なことは一通り伝えた上で、それ以上に考えてほしいことを2つ盛り込みました。
「っ」があるか、ないか
以前にも書いていますが、「大切なことは聞いたことをいかに実行できるか」です。受験勉強の仕方を知っていても、勉強をしていなければ合格は手に入りにくいですからね。「知っている」と「している」の違いです。
それを理解してもらうために簡単なワークをしてもらいました。
ランダムにならんだ数字を順番に数えます。今回は1から30まで。
「何秒かかると思いますか?」という質問に「25秒!」「15秒!」などと威勢のいい返答が返ってきました。
実際の画像がコチラです。よければタイムを計って数えてみてくださいね。
何秒かかりましたでしょうか?
教室では30秒で打ち切ったのですが、なんと30まで数え切ったのは0人!
そこで「何か法則があるよ」と伝えると、勘のいい子が見つけてくれました。
4つのエリアに分けて右上⇒左上⇒右下⇒左下と順に数字が配置されているんです。
法則が図ったところで、もう一度チャレンジ。今度はほとんどの子たちが30秒以内に数え切れました。
「少しコツを知ってから行動すると結果が出る」ということが理解できたようです。
以前、書いた記事はコチラです。
なぜ進学するの?
今回のガイダンスで一番考えてもらいたかったことがこのテーマです。「あなたは、なぜ進学する(したい)のですか?」
「大学に行きたいから」「就職で有利だから」「お金を稼げるから」といろいろな意見が出ました。
質問を続けます。「なぜ大学に行きたいのでしょう」「就職に有利だったら何がいいのでしょう?」「お金を稼ぐのは、なぜでしょう?」
「家族を養う必要があるから」「したいことが出来るから」・・・
さらに続けます。「それを実現したら、どう思いますか?」
だんだん考えが深まってきます。ある子がこう言ってくれました。「幸せになる!」
きっと保護者の方もお子さんに幸せになってもらいたいから進学を希望し、塾に通わせていただいていると思います。
では、どんな状態だと「幸せ」なのでしょうか?
そんなことを深く考えていくにしたがって、だんだんと受験勉強が思っていたよりはイヤなことではなくなってきた感じです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?