2019年09月26日
立命館大学への進学率は?
「立命館大学にどれくらい進学できるんですか?」
よく聞かれる質問です。説明会でも校長先生が同じことをおしゃっていましたね。
昨年度の立命館大学への進学率は90.6%
昨年度は立命館コースに在籍していた生徒が117名。
そのうち106名が立命館大学に進学しています。
残り11名のうち5名が立命館アジア太平洋大学(立命館APU)に進学しています。説明会ではここまでの数値で94.9%の実績としていましたね。
5人のうち何人が立命館大学の国際関係学部などに希望を出していたものの立命館APUに回ったのかは不明です。かなり特色が違うので、第一希望がAPUという生徒が多かったのではないかと勝手に推測していますが。
さらに国公立大学への進学者が2名、海外留学が2名。
成績不振によって他の進路へ回った生徒が2名だそうです。例年、成績不振の生徒は2~3名だそうです。
まとめると、ある程度ちゃんと授業を受けて勉強していれば立命館大学か同等以上の大学へ進学できるということですね。
立命館大学への進学条件
では、どれくらいの成績を取れると立命館大学へ進学できるのでしょうか。
基準は2つです。
評定平均値
高校3年生の2学期末までの評定平均値が3.0以上が第一条件です。
テスト
第二条件としてテストでの成績があります。
「立命館学習到達度検証試験」というテストを受けて60%以上の成績で立命館大学へ進学できます。
うーん、60%か…。微妙なところだなぁ。そんな印象でしたが、何とテストは一発勝負ではなく4回も受けることができるそうです。
ただし、基準に達したから希望する学部に進学することができるわけではありません。学部によって別途、他にも基準がありますし、それぞれの学部に進学できる人数も決まっています。つまりは、成績上位の生徒から学部を選ぶということですね。またAPUに進学するには別の英語基準があるそうです。
2020年度からのコース変更
コース編成と目標とする大学
これまでは上位から「アドバンスト英数」「立命館」「グローバルⅢ・Ⅱ・Ⅰ」と大きく3コースの募集でした。3コースは変わらないのですが、「アドバンスト英数」「グローバル」がそれぞれα(アルファ)・β(ベータ)の2つに分かれます。
少しややこしいですが、以下のようなコース編成になるそうです。目標偏差値の高い順で、右欄は目標とする大学です。
アドバンスト英数α | 国公立大学 理系学部 |
立命館コース | 立命館大学・APU |
アドバンスト英数β | 国公立大学・関関同立 |
グローバル特進α | 産近甲龍 |
グローバル特進β | 私立大学 |
第2希望で専願か併願の選択が可能
第一希望のコースに得点が足りなかった場合の第二希望(いわゆる回し合格)で、他の私学にはない制度があります。
大阪府において私立高校の入試は、基本的には全コース専願か全コース併願という学校がほとんどです。
初芝立命館は第一希望で立命館コース(専願)を選択した場合に限り、第二志望以降を併願で出願することが可能です。
つまり立命館コースが不合格だった場合、公立高校を受験することが可能だということですね。
将来の伸びへの期待
最上位コースのアドバンスト英数は現高校2年生が1期生です。全体の生徒数も伸びています。
また中間テストを廃止して月1回の単元別小テストに切り替えるなど新しい取り組み、さまざまな改革も進めています。
合格実績をはじめとして、いろいろな面で伸びが期待できそうな学校だと思います。
授業体験や入試対策講座、学校見学会を予定しているそうです。気になる方は、是非、学校を見に行ってみてくださいね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。