2018年09月10日
「中学3年生の春から受験生」って本当?
「いつから、受験を始めるといいかな?」「中学2年生って、いつから受験生になるんやろう?」
中学2年生の個人面談や塾に入っていただく際の面談で、こんな質問をします。
この質問に対して、多くの生徒たちが返してくれる答えは・・・
「春休みから」「中3になったら」「中3の4月から」
そうですよね。そういう認識で間違っていないと思います。
では、質問を続けましょう。「じゃあ、中3の春休みや4月からって、なんでなん?」
すると「入試の1年前やから…」「3月に公立高校の入試があるから…」という返答が多いですね。
更に質問を続けます。
「3月が高校入試の1年前」って本当?
「3月が公立高校入試の1年前というのは本当でしょうか?」
「3年生になったら、勉強をがんばる。受験勉強を始める!」今の時期から冬にかけて中学2年生たちからよく聞ききます。
これを読んでいただいている「あなた」も、そう考えていませんでしょうか?
あるいは、友達や保護者の方、学校の先生がそんなことを言っているのを聞いたことがありませんか?
受験する学校を決めるのはいつ?
質問を続けます。
「あなたが受験する学校はいつ決めますか?」
堺市堺区では、11月に進路懇談、そして12月に2学期末の個人懇談が行われます。その場で「公立高校を受けるのかどうか」「どの私立高校を受けるのか」を決めます。
もちろん公立高校を志望する生徒は、どの公立高校を受験するかを考えた上で併願校としてどの私立高校を決めるんですね。
いつの成績を見て受験校を決めるの?
では、「11月、12月の個人懇談で受験校選びの参考にする成績は、どのテストの結果でしょうか?」
堺区では9月~11月にかけて2回実力テストが行われるかと思います。
(2018年の9月の実力テストは月州中学校、大浜中学校が9月7日、殿馬場中学校が9月14日)
この2つのテスト結果を見るんです。具体的には平均点からどれくらい離れているかをチェックします。そして「〇〇高校なら入りやすいでしょう」というような相談が行われます。
受験生になるのはいつ?
さて、最初の質問に戻りましょう。
「中学2年生が受験生になるのは、いつだと考えるといいでしょうか?」
たしか、「高校入試の1年前」という理由で「3月」「春」という解答だったかと思います。
私立高校の入試は2月、公立高校は3月に行われます。でも受験校を決めるときに参考にするのは9月の実力テストです。
そうだとすると、「受験生になる」のは中2の秋と考えたほうがよくないですか?
よく「中学2年生は中だるみの学年」だと言われます。しかし、ここまでの話をお読みいただくと「中だるみ」なんて言っている場合ではないことがご理解いただけたかと思います。
ぜひ、今日から何か少しでも行動を変えてみてくださいね。いきなりガリガリ何時間も勉強する必要はありませんが、できるところから始めてくださいね。
長文を最後までお読みいただいて、ありがとうございます。