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中学生が夏休みの計画を立てるときに注意すること

2019年07月17日

やる気が上がっているときこそスローダウン

そろそろ中学校の個人懇談も終盤ですね。

「通知表を見て、あわてて塾を探し始めました」という方からも何件かお問い合わせをいただきました。

学校の懇談のあと危機感いっぱいで勉強に対する意識が上がっている人も多いかもしれませんね。

そんなときに急に何時間も勉強をし始めるのは危険です。

ということで、今日は夏休みの学習ペースの管理についてお伝えします。

運動も勉強も適切なペースで

先ほどの懇談の後や中学3年生に多いのがこんなパターンです。

「夏休みは大切!」と耳にタコができるほど言われ続けます。本人もその気になります。そして、夏休みに入ると猛然と勉強し始めます。

最初の1週間はよく頑張りました。でも2週目にはペースダウン、3週目となる・・・。そして夏休みも終盤になって慌てて夏の宿題や提出物だけを仕上げて・・・。

運動もやり過ぎるとケガをするのと同じで、勉強もやり過ぎるとスランプに陥ります。

偉そうに書いていますが、私も同じ失敗したことがあります。勉強だけでなく趣味のマラソンでも同じことを繰り返してしまいます(笑)ハイペースで走って怪我をするという・・・

ゆっくりすぎるくらいがいいペース

夏休みは1か月以上あります。中学生にとっては長丁場。はじめはゆっくりペースで進めて、2週目、3週目と少しずつペースを上げられるといいですね。

あ、でも、ゆっくりし過ぎて、勉強が間に合わずに焦ってラストスパートをするっていうのはダメですね。言う間でもないかもしれませんが。

失敗しない勉強計画の立て方

では、具体的な計画の立て方をお伝えします。

たとえば、ある問題集を100ページ仕上げるとします。来週から本格的に勉強を始めるなら始業式まで5週間あります。


「100ページ÷5週間」では余裕がありません。だから最後の1週間は予備で残しておきましょう。

 それなら「100ページ÷4週間=25ページ」です。1週間に25ページペースで勉強すると、計画通りに最後まで勉強できるということです。

その25ページを「1週間=7日」で進めるのではなく、やはり余裕をみて「1週間=5日」で進める計画を立てます。すると1日5ページです。

中学3年生、受験生とは言え、遊びや帰省、旅行などの計画もあることでしょう。体調を崩してしまうかもしれません。

1週間に1日~2日の予備日を作っておくと、何かあってもカバーできます。

何かの都合で遅れてしまっても週末までに調整をすればいいのです。余裕のある計画を立てておくと、少し遅れてもあせることはありません。

さらに8月最終週。始業式があって2学期は始まりますが、1週間は短縮授業の中学校がほとんどでしょう。

最終的に間に合わなかった内容については、この1週間で何とかします。

このような感じで夏休みの学習ペースを管理してもらえたらと思います。くれぐれも無理のないペース設定をしてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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