2020年01月20日
中学入試3日目ですね。
すべてのお子さんが、最後まで諦めず力を出し切れることを願いします。
私立中学生から、よくある相談
すでに合格を手にして進学先を決めたご家族は、心からくつろいでいらっしゃることでしょう。いつ以来?お子さんは今までに味わったことがないレベルかもしれませんね。
そんな気持ちに水を差すようで申し訳ないのですが、「次」に向けてのお話です。
実は毎年のように、私立中学校に通うご家庭からご相談をいただくんです。
「数学や英語が分からなくなってしまって、どこから手をつけたらいいのか・・・」
「私立中学校に入んだから、後は学校についていけば国公立大学に進学できるはずだと思ったのに・・・」
「中高一貫校だから高校には進学できたんです。でも2年生に上がれないかもしれないんです・・・」
簡単にまとめていますが、全て実際にあったご相談内容です。
だから、少しのんびりできたら、「次の目標」を考えて何か行動を起こしていただきたいと強く思います。
再始動の時期が大学受験を決める
大手中学塾には「中学準備コース」などが準備されているかもしれませんね。そんな講座を受講して勉強してもいいでしょう。
動画アプリや通信教育なども充実しています。それらを使って自分のペースで勉強してもいいと思います。
とにかく、早くリスタートして、勉強グセが抜けないようにしてください。もちろん受験勉強のようにハードにストイックにしなくても大丈夫です。
「丁寧に学習する」ってどういうこと?
でも大切なのは「丁寧に勉強する」ことです。
いままでも表現は違えど口を酸っぱくして言われてきたかもしれませんね。「丁寧に勉強する」=「自力で正解できようになるまで解き直す」ということです。
中学校での学習内容は、最初はすごく簡単に思えます。それでも、ちょっとした間違いをしてしまうことがあるんです。内容が難しくないだけに「ミス、ミス」「ちゃんと出来るから大丈夫」と軽く考えがちです。
でも、その軽く考えていた「ミス」が積み重なることで「あれ?わからない」となって、苦手科目になってしまいかねません。
「学校の授業について行ける」ってどう判断するの?
進学する中学校や定期テストの難易度にもよりますが、学校の授業についていけているかどうか、理解度のラインを意識しておくといいですね。
定期テストで70点~90点、上位20%~50%以内といった感じですね。もちろん高校卒業後の進路目標やその学校の進学実績によりますので、中学校の先生に確認してみてもいいでしょう。
いずれにせよ学校の定期テストで平均点を下回った状態を3回も続けてしまうと、なかなか元に戻すことはできません。
入学式までに何を準備しておくの?
いわゆる「積み重ね科目」である英語と数学は必ず予習しておきたいですね。
意外かもしれませんが、社会で差がつくことが多いですよ。
お子さんが「3科目受験」だったか、「4科目の勉強」をしてきたか。意外と大きな差なんです。
目に見える影響としては、社会の点数で差がつくことですね。
目に見えないものとしては、社会の勉強に時間がかかってしまって、他の科目の学習時間が減ってしまうこともあります。
言われるまでもなくご理解いただいていると思いますが、合格してから「6年間をどう過ごすか」が非常に大切です。中学1年生の1学期はその6年間のベースとなる知識を学びます。
ぜひ勉強グセが抜けてしまわない今のうちに、次に向けてリスタートしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。