2020年11月02日
毎週土曜日に実施している中学3年生向け高校入試特訓。毎回、少しずつ色々なことをお伝えしています。
前回は、進学した高校が最高ではなく自分で最高の高校生活を作っていくんだという話をしました。
『自分にとって最高の高校を志望校にしますか~第5回入試特訓~』
10月31日は大学での学びについて少しだけ理解を深めてもらおうと思い、こんなことを伝えました。
高校卒業後の進路って何が「フツウ」?
大学進学率ってどれくらいか、ご存知でしょうか?
中学生のお父さん、お母さんが高校生だった頃は30~40%くらいでした。それが今や高卒者の約60%が大学・短大に進学しています。
一部の「勉強が出来る人が進学する」だったのですが、「普通は大学に行く」というように世の中が変化してきています。
大学って高校の延長なの?
でも中学生にとって大学っていうのはピンと来ないようです。もしくは、「中学校の延長に高校があって、そのまた先にあるのが大学。決められた授業を受けてテストを受けて…」というイメージをしている子が多いようです。
だから「勉強をさせられるから、勉強するのが嫌いだから大学には行きたくない」と考えてしまいます。
そこで少しイメージを変えてもらうために二つのお話をしました。一つ目は大学で何を学ぶか。二つ目はどう学ぶか。
大学では何を学ぶの?
中学は給食、高校は何種類か選べる定食、大学は好きなものを好きなだけ選べるホテルのビュッフェです。
この時点では「何を言っているの?この人は…」という訝し気な表情が並びます。説明を続けます。
中学校は全員一律で同じことを学びます。教科書の違いはありますが、堺市でも大阪市でも沖縄でも北海道でも同じです。みんなが同じものを食べる、それしか選択肢がないと言う意味で中学校での学び(授業)は給食に似ています。
しかし、高校では少し違ってきます。国際科、工業科といったコースや理系、文系と少しだけ選択の自由があります。選択の自由があるとはいえ、選んだコースで学校から用意されたことを指定された順番で学びます。
選ぶことはできるが、内容は決まっているという意味で高校での学びは定食に似ていませんか。
そして大学では学部(学ぶ分野)を選べます。また授業も予め決められているのではなく、自分で自由に組みます。ただ栄養が偏ってはいけないので、食べないといけないもの(必修科目)はあります。
何年生でどの科目を選ぶかも自由です。(もちろん順序通りに履修する必要のある科目もありますが。)
ほら。ホテルなどでのビュッフェ(食べ放題)に似ていますよね。個人差はあるものの食べられる量に制限があるところも。
つまり大学での学ぶ内容は、自分が得意だったり興味のあること、将来やりたいことに関係のある分野から自分で選択することができます。
大学進学だけを勧める訳ではありませんが、少しでも勉強する意義を感じてもらえたらなと思います。
長くなってしまったので、「大学で学ぶか」については後日、書こうと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?