2018年06月12日
今日の記事は、未来アカデミーに限らず塾の夏期講習を受講する際の参考にしていただけたらと思って書いています。宣伝ゼロなので、安心してお読みくださいませ(笑)
段取り8割
期末テスト対策スタート!
と言っても殿馬場、月州、大浜と3中学が同日程で修学旅行中なので少し寂しいテスト対策のスタートでした。
毎年そうなのですが、この時期にはテスト対策と併行して大切な準備をしています。生徒たちの未来を左右すると言っても過言ではない準備です。
準備が8割、実行が2割ともいうように、キチンとした準備をすることが成功の鍵です。
で、何の準備をしているかというと、期末テスト後にやってくる夏休みの準備をしています。
力を蓄えるために1年で一番大切な時期
言うまでもなく、夏休みは一年で一番長い休みです。
普段は学校の授業、定期テストへ向けての授業や対策をしているものの、「ここがもう少し理解できていたらなぁ」というポイントがいくつも出てきます。
例えば中学2年生の連立方程式。一年生で習った一次方程式の理解に課題があるのか、その前の文字式なのか、正の数なのか?もしかすると小学校で習った分数や四則計算に課題があるのかもしれません。
そういった生徒が抱える課題を普段の授業で完璧に解決しようとすると他の科目の学習時間を奪ってしまうことになりかねません。
だから、まとまった時間を取りやすい夏休みに、生徒それぞれが抱える課題を何とか解決できたらと思っています。
そして受験生に限らず、しっかりとした準備をして、うまく夏休みを乗り切ることが、今後の成績を占う上で非常に大切だと考えます。
夏の準備にあたってチェックしているポイント
生徒ごとに学力、成績、課題のあるポイントが違います。また長い夏休みとはいえ、時間が無限にある訳ではありません。
効率よく勉強してもらうために様々な資料をチェックしています。代表的なのは次のような感じです。
①過去に受けた模擬テスト
これまでに受けてきた模擬テストは、その生徒の実力を物語る資料です。定期テストでは何とか点数を取ったものの、復習をしなかったので忘れてしまった。そんな状態では模擬テスト、そして入試で得点することはできません。
今現在の実力、そして強化すべきポイントをチェックします。
②前回までの講習内容
前回の講習で勉強して出来るようになったところ、もう少し理解を深めたいところをチェックします。もちろん講習後のテストで学んだことが得点できたのかも確認していますよ。
そこで見えてきた春休みや冬休みで克服しきれなかったポイントを強化します。
③定期テスト
中学生には、定期テストの問題、答案用紙を全て提出してもらっています。答案用紙をチェックして、出来ていないところは手当てが必要なのは言うまでもないことですね。
④普段の授業の様子
テストで出題されない問題もあります。またテストでは正解だったものの、もう少し確実性がほしいような単元もあります。
そういったことを担当講師からヒアリングしてカリキュラムに加えます。
⑤志望校
中学校で学習する単元で必要のないもの、重要でないものはありません。でも志望校と現状の成績を比べて優先順位をつけることはできます。限られた時間を有効に使うためにも現状とのギャップは大切な参考資料です。
⑥学年ごとの特性
何日か前にも書きましたが、中学1年生の英語は非常に大切です。高校入試だけでなく、大学入試、就職活動、その後の社会での活躍にまで影響を及ぼします。
*「中学1年生で中間テストの英語が70~80点台だったあなたへ」
平均あたりの高校を目指しているからと言って、中学1年生の英語が平均点でよいというわけではありません。
そんな学年ごと、科目ごとの重要ポイントがどれだけできる状態にあるのかを確認していきます。
学年や科目ごとのポイントは改めて記事を書こうと思います。
⑦生徒たち自身の声
自分自身のことは自分が一番よく分かっている?いや分かっていない?
これは両方とも正解だと思います。
理解できていない原因がどこにあるのかはプロである私たちが分析します。出来ているように見えても、本人が不安に思う単元は、自信を持って出来るようになってほしいです。
だから生徒たちの声も非常に大切です。
⑧保護者様の声
日ごろ生活する中で感じていらっしゃること。これは、私たちが足元にも及ばないところです。
小学校低学年の頃は保護者の方の声が100%に近いのですが、学年が上がるにつれ生徒自身の声の割合が高まります。
どちらかに偏ることなくバランスを取れるよう面談や電話、メール等でのコミュニケーションを心掛けています。
まとめ
上記に挙げたポイントはこれが一番大切で、あれは優先度が低いというものではありません。それは人によって置かれている状況が違うからです。
科目間のバランスだったり、全体のボリュームだったり、いろいろ考えることがあるでしょう。また勉強以外の活動も大切にしていただきたいと思います。
繰り返しますが、どの学年においても夏休みは大切な期間です。貴重な夏。「あなた」にとって今年の夏は1回キリです。
8月27日の始業式の日に「今年の夏はよく頑張った!」と自分を褒めてあげられるような夏休みになるといいですね。いや、ぜひ充実した夏にしてくださいね。
そのために、いろいろな資料を確認していただき、最適な夏期講習を受講されることを願います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。