2020年11月20日
テストで時間が足りない問題
「最後まで解けなかったー」「時間が足りなかった!」
テストが終わったら、こんな嘆き節を聞くことがあります。
それを解決するためのトレーニングをひとつだけ書いてみたいと思います。
緊張感が・・・
昨日の教室でのことです。
翌日の数学のテストへ向けて、ワークの解き直しをしている姿があります。以前に間違えた問題や解けなかった問題に黙々と取り組む姿の中に何となくスローな雰囲気を醸し出す子がいました。
見ていると数分経っても同じ問題に取り組んでいます。さらに見守って経過を観察。
うーん、明らかにゆっくりペースです。
緊張感を与える
そこで、ちょっと強引ですが、有無を言わさぬ提案をしてみました。
「この問題からこの問題まで5分で解いてみようか。それで終わったら持ってきてね」
「えっ…、そんなムリ!」
「うん、結果的に出来なくてもいいよ。全力で解いてくれたら、それでいいからね」
結果、4分台で持ってきてくれました。見ていたときには10分以上かかっていた問題量だったにも関わらず。
その後も10分だったり、15分だったり、問題の量や内容を変えながらペース管理を続けました。本人も自分のスピードに驚いたのか、満足したのかノリよく勉強を続けていましたね。
自分のペースはNG
この生徒さんは、冒頭の「時間が…」と嘆くタイプなんです。
前回の中間テストでも「緊張する」とか「よく分からんかったけど時間が足りなくなる」とか自己分析をしていました。
もうお分かりかと思います。普段の勉強が自分の解きたいペースで進めていて、本番でも同じことをしていた可能性があります。
ペース配分
ぜひ、テスト勉強をするときは机にタイマーを用意してください。普段から自分に負荷がかかるペースで問題を解きます。しんどいかもしれませんが、スピードが上がるので勉強が早く終わったり、同じ時間でもたくさん勉強できるようになりますよ。
ペースが分かりにくければ過去のテスト問題を参考にしましょう。「問題数÷制限時間」で1問あたりの平均ペースが分かります。数学だったら33問や25問といった構成が多いでしょう。
もちろん、計算問題と文章問題、図形や関数(グラフ問題)とは1問にかかる時間は違ってきます。
時間がかかる問題はさきほどの平均ペースを使って自分に負荷をかけます。計算問題は例えば平均ペースの半分くらいにしてもいいでしょう。
ぜひ自分に厳しく、そして今回のテストで自己最高点を目指してくださいね。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?