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「不合格やったら意味ないやん」

2020年12月06日

結果が届いた!

なかなかのタイミングで郵便局の配達員さんが来てくれました。

昨日の土曜日、低学年クラスの授業が始まる1時間ほど前だったでしょうか。

お届け物の中身はコチラ。

10月末に実施してから約5週間。

「先生、まだ?」と小学生たちからの催促が相次いでいました。

ガマンの5週間

実を言うと結果はwebで管理画面から確認することも出来たんです。でも、賞状はないし、結果だけ教えるのも味気ないものです。

ということで私もあえて確認せずに結果が届くのを心待ちにしていました。

結果を渡された時の子どもたちの表情には何とも言えないものがありますね。

自信満々な顔、ドキドキ少し不安げな表情、中には「えっ、何でしたっけ、それ」と受けたことを忘れている子も。まあ、そうですよね。大人と違って小学生からしたら1か月前なんて、はるか昔のことに思えるんでしょうね。

合格おめでとうございます!

満点もチラホラ。1問のミスもなく出来るというのは本当に素晴らしいです。

不合格は意味がない?

でも、結果が判明する前の先週には、こんな声も耳にしました。

「合格してなかったら意味ないやん」

そうでしょうね。不合格の通知を見ると、頑張ったのに認められないと思ってしまうかもしれません。

でも、その言葉を聞いて、少し悲しくなってしまいました。もしかしたら、周りの人たちがそのようなニュアンスの言葉をよく使っているのかもしれません。

そのように考えてしまう気持ちは分かります。でも、決して「意味がないこと」はないと強く思います。

頑張ったこと、勉強する前より少しでも得点できたこと、計画的に学習したこと、遊ぶ時間と勉強する時間を区切れるようになったこと。

それぞれに何かひとつでも成長したはずです。

そして何よりも不合格にどう「意味」を見出すかが大切です。

不合格に落ち込んでしまうかもしれません。でも、その後の行動は自分で選択することがでいます。

不合格に意味がないのではなく、また意味を与えられるものでもありません。不合格の自分で意味を見つけて次の行動に向かうことができれば、後に「あの時の不合格があったからこそ、今の自分がいる」と言えるようにもなります。

私もこれまで不合格だらけの人生です。高校入試は楽な方へ逃げたし、大学入試で現役のときは全敗、就職活動ではいっぱい不合格通知をもらったし、塾でも生徒さんの残念な結果を目にして落ち込むこともありました。

でも、そのひとつひとつが貴重な経験だと今になってみると自信を持って言えます。

今回の漢字検定で不合格だった人もいます。少し自分と向き合って、次に向けて歩き始めてもらえたらと思います。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございます。

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