2018年04月24日
「クラブ、試合と言っておけば許される」症候群
私「日曜日は予定通りに勉強できた?」
生徒「いやぁ、それがクラブの試合があって…」
私「土曜日も時間はあったと思うけど?」
生徒「そうなんですけど…」
私「そうか。仕方ないね。じゃあ、明日はクラブを休んで出来なかった勉強をする?」
生徒「いやぁ、それは…。あ、そしたら水曜日はノークラブデーなので、その日は学校が終わったらすぐに塾に来て勉強します!」
4月はこんな会話が繰り返されます。新しく塾に入ってきてくれた生徒は、「できなかったら、いいや」症候群、「クラブ、試合と言っておけば許される」疾患という病魔に侵されていることが多々あります。早期発見、早期治療が入試においても大切ですからね。w
個別指導塾では理科、社会を勉強しない?
さて、なぜ冒頭のような会話をしたのか、順を追ってお話していきます。ぜひ、最後までお読みください。
個別指導塾では、通常授業で英語と数学を習う生徒が圧倒的に多いです。しかし理科、社会を選択する生徒って少ないんですよね。
英語や数学は前の項目を理解していないと次の学習単元を理解するのが難しい積み重ね科目という性質があります。それで難しい科目という印象もあって、英語と数学を選択するのでしょう。
しかし理科、社会は「暗記科目」と考えるからか、選択する生徒は少ないです。(理科も社会も暗記すれば何とかなる科目ではありません。念のため。)また金銭面の問題も大きいかと思います。
そうかと言って理科、社会を塾として軽視するわけにはいきません。入試では英語、数学と理科、社会は同じ配点ですしね。
ラストスパートは体に悪い!
「暗記科目だから理科、社会は夏休みとか入試前の冬休みにまとめて取り組んでも大丈夫ですよね?」
こんな質問というか確認をされる保護者さんもいらっしゃいます。
はい。理科、社会は確かにラストスパートが効きやすい科目です。でも、その時期には過去問を解いたり、弱いところを補強していったり、入試が近づくにしたがって勉強したいことは増えていきます。
そういった忙しい中で「理科、社会のラストスパートもしないといけない」となると焦ります。精神衛生的によくありません。ストレスは万病の元ですからね。
理科・社会問題の解決のために
「理科・社会問題」を解決するために、また定期テスト対策だけではなく受験勉強を計画的に進めてもらうために、未来アカデミーでは1科目1,080円で理科や社会のプリントを印刷し放題にしています。(英語、数学、国語もあります。)
プリント学習コースを選択してもらっても、生徒たちに任せっぱなしだと、勉強しなくなるのは目に見えています。(余談ですが、通信添削の返信率が10%を下回っている、なんていう話を聞いたこともあります。)
「いつの間にか、やらなうなっていた」とならないために一人一人に単元のリストを渡して、学習のペースを相談して決めます。
学習ペースや計画の考え方はコチラの記事に書いていますので、よければご参考になさってください。
「新中学3年生 意外と少ない?!受験勉強に充てられる時間」
なぜ、そのペースで勉強する計画を立てたのか、そんな話はすぐに忘れてしまうんですよね。それは仕方のないことかもしれません。
でも忘れっぱなし、放ったらかしでは塾に来てもらっている意味がないので、冒頭のようなチェックをたまに入れるようにしています。