2022年10月05日
今年最後の学校説明会、清明学院に行ってきました。
難波のスイスホテルが会場だったのですが、久しぶり過ぎてキョロキョロしてしまいました。
なぜか清明学院に合格した生徒さんは、高校生になっても未来アカデミーに通い続けることが多いです。
学校のイメージ
40歳以上の保護者世代だと清明学院という学校名ではなく、女子校時代の住吉学園のほうがしっくりくるかもしれませんね。共学になり名称も変更し、今年の高1生が共学23期生だそうです。
最初に「躾(しつけ)教育」について説明されていました。以前の少し「・・・」なイメージを払拭しようとしているのでしょうね。挨拶・服装・基礎体育とおっしゃっていました。卒業生や在籍生に聞くと、実際の学校の雰囲気はコースによって大きく違うようです。
入学する生徒像として「学習習慣がない」「なんとなく高校進学した」「目標がない」「希望進路が未定」と表現されていました。そんなイメージの子たちに対して、上位コースを中心として割と厳しい進路指導や学習の機会を増やす施策を取り入れています。その結果でしょうね、入学時の成績から考えると「いけないと思っていた大学に合格した」(生徒コメント)という実績につながっています。
3つのコース
特進(文系・理系・看護医療系)コース
「普段から7時間授業で国公立・難関私大を目指すコース」としていますが、実質は近大を目指す子が多いようですね。長期休暇中の講習も多く、かなり学校で勉強する時間が長いです。
授業カリキュラムは、基本的には私立大学を目指す編成になっています。文系、理系とも(希望すれば文系で数学理科・理系コースで国語社会を選択できます)
8時間目に(強制?)自習時間も設けていて、そこで勉強の仕方も指導するそうです。
上位生だと関大や近大に進学します。偏差値40代半ばでここまでの大学に、指定校推薦以外で進学できると考えると「お得な」学校だと思います。
進学コース
6時間授業で、クラブ活動との両立が可能です。
英国社か英国数で私立文系大学を、英理数+現代文で栄養学系や医療系の大学への進学を目指します。理系クラスはありません。
産近甲龍に進学するのが、上位10名くらいでしょうか。(合格人数ではなく、進学人数を公表してほしいものです。)
総合コース
入学時に希望する進路が「未定」とする生徒さんの割合が高く、各自に合う進路に向けての指導を丁寧に行っているとのこと。そのためか上位2コースのように授業科目を減らすことなく多様な進路に対応できるようにしています。
放課後学習プログラム
どのコースでも7~9時間目に希望で英検など資格取得や大学を目指すのに必要な授業を受けることができます。
コースに分かれていますが、1年時はほぼ同じ学習内容を学び、2年生から転コースに対応できるように配慮しているそうです。(コースによって使っている教科書が違うので、上位コースに上がる場合は、かなり頑張らないといけないのが現実だと思いますが・・・)
全体として極力、科目をしぼり込んで受験に臨むようなカリキュラム編成になっています。
また特進コースは指定校推薦制度が使えません。関関同立への指定校推薦枠はありません。
特待生制度
特待生制度が少し拡大していましたね。以前は入試での得点で30位までだったかと思うのですが、50位までに入ると何らかの特典があります。専願・併願は問わず純粋に得点のみでの判定です。
1位~30位:入学金免除・学校制定品(制服など)無償・奨学金30万円支給×3年間
31位~40位:入学金免除・学校制定品(制服など)無償
41位~50位:入学金免除
少し前ですが、清明学院に通っている生徒さんにインタビューした記事を書いています。よければコチラも合わせてご参考になさってください。
『通っている生徒へインタビューしてみました~清明学院高校~』
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。