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苦手科目の勉強で挫折しないために

苦手科目の勉強が続かない…

あー、もう、分からん…、こんなんじゃ全く計画通りに進まん…

苦手科目の勉強って、しんどく感じてしまいますよね。

夏休みを通しての学習ペース、勉強を継続する方法に続いて、苦手科目、特に理科・社会に取り組むときのコツをお伝えします。

よければコチラの記事もご参考になさってください。

*『勉強しすぎ警報 ~失敗しない夏の学習計画~

*『中学3年生が夏休み毎日コンスタントに勉強する方法

今日の内容も未来アカデミーで実践しています。夏休みにご家庭でも出来る勉強法です。最後まで読んで、ぜひ実践してみてくださいね。

教材は1ページ目から始めないでください

得意科目も苦手科目も何らかの教材を使って勉強しますよね。その時、1ページ目から勉強を始めていませんでしょうか?

苦手科目の勉強は学習する単元の順番が重要です。

例えば理科。

ある問題集は
「光と音」
「力と圧力」
「物質の姿」

「水溶液」
「電流」
「化学変化」…
という順に学習単元が並んでいます。

理科の苦手なお子さんに、これらの単元を見せてみてください。何とも言えない、ネガティブな表情を見せてくれたのではないでしょうか。

理科嫌いな子からすると、とんでもなく難しい単元が最初に来ているんですよね。

この問題集の1ページ目から勉強し始めると

「わからん・・・」「1日5ページって言ってたけど、進まない…」「計画は立てたけど意味ないかも・・・」

となってしまいます。

悩みは寝て起きたら解決するかもしれませんが、受験勉強はそうはいきません。2日目になって急に理解が進むはずないですからね。

それで、頑張って立てた学習計画が、ほどんど進まないうちにパーになってしまいかねません。

教科書に載っている順は

でも学校の教科書には、そんな順で掲載されている訳ではありません。

1年生は「植物の世界」からスタートしています。ここは理科の中でも比較的理解しやすい単元です。

中学1年生の最初からいきなり難しい単元からスタートして、理解嫌いを増やしてしまわないように、という配慮からだと思うんです。

この単元なら苦手は人も何とか勉強できるのではないでしょうか?

勉強するのは得意な単元から

理科や社会を勉強するときに、問題集の1ページ目から勉強する必要はあるでしょうか?

実は全くないですよね。「植物のつくり」を理解できないと、「光の屈折」が全く分からないということはありません。

最初でつまずいてしまうと、いきなり勉強に対するモチベーションが急降下してしまいます。

それなら、ある程度は理解できるし、一人でも勉強しやすい単元から勉強をスタートさせればいいのではないでしょうか。

例えば「植物のからだとはたらき」「細胞」などは比較的、理解しやすいし、誤解を恐れずに言うと暗記である程度は乗り切れます。

暗記が苦手で数学が得意なら、「水溶液」からスタートしましょう。数学の方程式で出てきた「食塩水」とよく似ていますから。

勉強する内容が偏ってしまてもOK?

「得意単元から勉強すると、苦手なところは勉強しなくなってしまうのでは?」

そんな疑問、質問を面談等でいただくことがあります。

目指す学校によっては、ある意味、得点できる分野や単元が偏ってしまってもOKです。

高校入試に関して、実力テストや模擬テスト、入試本番では分野ごとにほぼ均等に出題されることが多いからです。

分野とは、理科なら「物理」「化学」「生物」「地学」、社会なら「地理」「歴史」「公民」です。

「生物」が何とかなりそうなら、1・2年生の「生物」をまずは勉強してください。社会なら「地理」「歴史」の得意な方でいいでしょう。

もちろん上位校はまんべんなく勉強する必要があります。大学入試や将来の選択まで考えると特定の分野や単元の勉強をしないと選択肢が少なくなってしまうリスクはあります。

あくまで中学生が高校入試への受験勉強を効率よく進めるためだとお考えくださいね。

全く歯が立たない単元は

自分ではどうしようもない、全く理解できない単元もあるかもしれません。

そんなときこそ、塾を利用してください(笑)

全く歯が立たない単元だけをピックアップして個別指導塾なり家庭教師に教えてもらうとムダなく学習できますよね。もちろん、学校の先生に教えてもらってもいいです。

受験勉強は目次ページの確認から

受験勉強を始める場合、まずは問題集の目次をチェック。自分で勉強できそうな単元とそうでない単元に分類するところからスタートしてみてくださいね。

一日の学習は得意科目から

あと一日の学習は得意科目や漢字、英単語などの暗記といった単純な学習から始めるといいですよ。

いきなり苦手科目、苦手単元からスタートすると続かない傾向があります。

少しでも受験勉強の参考にしていただければ。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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