2020年09月19日
こんにちは、低学年担当の福島妙です。
先週末より一段と秋らしくなってきましたね。冷茶ではなく、熱いお茶を入れる日が増えてきました。
飛び立つことさえ叶わなかった留学
さて、コロナの影響で世界中の留学生に大きな影響がでました。これからの留学について、我が家の場合を例に出してすこし触れていきます。
今年の夏にセブ島への短期留学を計画していた長女。約4週間の予定で昨年から準備をしてきました。オンライン英会話で事前準備としてレッスンをとったり、留学先の手配、航空券の手配を済ませ、きたる出発日に向けてあとはスーツケースに荷物をいれれば、OK!
学校の友だち複数人で手配をしていたので、「合宿みたいだ!」とみな楽しみにしていました。
しかし、思いもよらなかった世界的規模で発生したコロナ。
3月の時点、「まだいけるかもしれないよね・・・」
4月には「なんかこれは無理そうになってきた??」
そして5月には「飛行機が飛ばないし、出入国できない。これはあきらめるしかない。」となりました。
幸いすべての費用は返金されました。しかし、おそらく高校生の間にチャレンジできる唯一の期間が、今年の夏休みだったので、子どもたちの落胆ぶりはひどいものでした。
高校生の時に海外に行くという経験
思えば私自身もはじめて一人で海外に行かせてもらったのが、高校1年生の夏休み。全く英語が話せませんでしたが、1か月オーストラリアにホームステイさせてもらいました。
この経験で英語力が伸びたということは、ありません。しかし、英語が話せたらもっと楽しいだろうなと感じた貴重な体験となりました。
そんな経験から、自分の娘たちにも「高校1年生の夏休みには海外へ行かせる。」と決めていたので、その貴重な体験をさせてやれなかったことに対して私自身残念でなりませんでした。
高校生で海外に行く経験で得られるものは、物質的なものではありません。
それは、緊張感、高揚感、不安感、挫折感、無力感とそして達成感。ほとんどが目に見えないものです。
しかし、この目に見えないものこそ、あえて経験すべきことだと思っています。もちろん、大学生、社会人になっても留学はできます。でも、子どもでも大人でもない、これから大学進学や将来の方向性が定まっていない高校生の時期に行かせることが、ポイントだと思います。
高校生の時に短期の留学をすることで、さらにもっと力をいれて年単位での留学をするのか考えることができるようになります。短期の留学は次の道への入り口に立つことを意味すると思います。長期の留学を検討しないとしても、短期留学後の自分の英語への取り組み姿勢は確実にわるはずです。
そこに高校生で短期留学をさせるいい面があると考えています。
これから留学はどうなるのか
では、コロナがなくなることのないであろう状況で今後留学はどうなるのだろう??
まずは、オンライン留学という選択肢がでてきました。自宅にいながら、オンラインのレッスンや講義、グループワークをすることにより、バーチャルな場で留学をするというものです。
オンライン留学のメリットは、自宅から参加するため、安全性が確保される。欧米の大学などの講義も距離を感じることなく受講できる。航空券を買う費用がかからない。食費や家賃など生活費がかからない。といったコスト面のメリットは想像以上に大きいことでしょう。
一方で、現地で感じる風や日本にない雰囲気、友人とのやりとり、キャンパス以外での出会いや経験。そんな貴重な体験はすることは、難しいことでしょう。また逃げ場が少ないというストレスフルな経験もできないかもしれません。
オンライン留学にもいろいろな種類のものがありますので、自分の生活スタイルやレベルを考慮して最適なカリキュラムのある学校を選びましょう。
リアルでの留学に関しても、各国の出入国の規制が解除されれば、いずれはまた留学生受け入れが再開されることでしょう。その時期に備えて、今できる準備をしっかりとしていきましょう。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。