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低学年の宿題のやり方、まとめてやる派?毎日こつこつ派?

2018年05月26日

こんにちは、5月だというのにすでに30度近く…。今年の夏を乗り切れるのか心配な福島妙です。

低学年コースの宿題

低学年コースでは計算問題と文章問題を宿題に出しています。

宿題をやる際には、時間を計って解くことをお願いしています。また、少しずつでも構わないので、できるだけ毎日、学習をするようにお伝えします。

とは言え、毎日、少しずつに分けて取り組んでいるかどうか、厳密にチェックすることはできません。宿題への取り組み方は、子どもたちやご家庭にお任せするしかありません。

宿題は少しずつ進めるべき?まとめて取り組んでも問題はない?

宿題への取り組み方を指示しておいて何なのですが、私は分けてやるのとまとめて済ませるのと、どちらかだけが正しいという訳ではないと思っています。

子どもたちにとってストレスなく学習に取り組むことが1番。まとめてやっても、毎日コツコツやっても、本来はどちらのやり方でも問題ありません。

お子さんにストレスが少なければ学習を続けることができます。そして、できるだけミスが少ない状態で宿題を持って来ることができるのであれば、全く問題ありません。

つまり同じパフォーマンスを出せるのであれば、コツコツ派も、まとめて派も正しいと思います。

ただ、やなりミスが少なく、しっかりと問題に取り組んでいるなと感じる出来の宿題は、コツコツ派に多いと感じます。科学的根拠やビッグデータから導きだしたわけではないので、説得力にかけるかもしれませんが・・・。w

低学年、集中力が続くのは何分?

現場で子どもたちを見ている肌感覚では、まとめて取り組んで宿題を最後まで済ませられるほど集中力が続くお子さんは、そんなに多くありません。

特に低学年のお子さんの集中力が続くのは15分~20分くらいといったところでしょうか。

提出日ギリギリにまとめて宿題をすると、最後まで完成させることができないこともあります。また20分以上が経ち、集中力が切れた状態でやってきた宿題は、明らかに繊細さに欠け実力が発揮できていません。それが単純なミスの数に表れます。

文章問題で×が多い子は問題をしっかり読まずにやっている・・・?

低学年の子で文章問題の間違いが多い子は、文章を読み込まずに、問題に取り組む傾向にあります。しっかりと文章を読まない原因のひとつは、集中力が欠けていることにあります。

決まった時間を確保して宿題に取り組む習慣ができておらず、提出日の直前にまとめて宿題をする。取り組みやすい計算を先に済ませることで限りある集中力を使い果たしてしまう。そして文章題は時間や眠気との闘いに…。そうして出した宿題には間違いが多いので、授業では間違い直しに時間が取られてしまう。

こういう習慣は学習をする上で悪循環、非効率だということを少しずつ子どもたちにも理解してほしいと思っています。

決まった時刻に15分の宿題タイムを

1日15分。ご家庭で1日に1回確保することはできないでしょうか。

計算プリント1枚は制限時間の5分でやり切る、残りの5~10分で文章問題プリント1枚。

できれば毎日決まった時間に塾の宿題をやる時間を設定して、15分間だけ。キリのいいところまで行かなくても15分で終われるとなると取り組みやすいのではないでしょうか。

「あと3問だけ、最後までやってしまいなさい」とは言わないでくださいね。15分経ったら、その日は終わるようします。あ、でも提出日前日や本人が意欲的に「やる!」というなら、続けてくださいね。

このようにして決まった時刻に一定の時間勉強する習慣が低学年で是非とも身につけてほしいと思います。反抗期に入る高学年、思春期まっただ中の中学生は親の言うことと反対のことしかしませんから。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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