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シンガポール国立大学に行ってきました④ ~GW大人の遠足~

2018年05月13日

こんにちは、低学年担当の福島妙です。シンガポールの旅から戻り、あっという間に1週間が経過。今回の旅は弾丸ツアーだったので、海外を満喫してきた気持ちよりも、「うー、足りない!」「はやく次を計画しなければ!」という気持ちのほうが強い感じです。w

シンガポール国立大学レポート第4回です。
第1回はこちら:シンガポール国立大学に行ってきました①
第2回はこちら:
シンガポール国立大学に行ってきました②
第3回はこちら:シンガポール国立大学に行ってきました③

 

「めっちゃええやん!」がポイント

今回の旅の目的は当塾の代表が先に3回にわたってつづってきたように、国立シンガポール大学(以下NUS)視察でした。NUSレポート4回目の今回は、自分が学生だったらという目線からNUSの感想をつづっていきたいと思います。

まず、第一印象ですが、広大なキャンパスには緑があふれ、カフェが点在、ボルダリング設備やプール、無料のバスが走っている充実した施設に、ただただ感動。女子高校生風にわかりやすく表現すると「すごーい!」「まじでー!」「カフェテリア最高!」「やばい!」。

「やばい!」です。w

学生時代にハーバード大学を見学に行ったことがあるのですが、あの時に感じた新鮮さがフラッシュバックしたような感覚がありました。(見た目は全然違いますけどね。w )

ハーバードは、スクールカラーのえんじ色やレンガの建物は重厚感があり伝統的で由緒ある雰囲気、逆にNUSは色相環の捕色の関係にあるオレンジとブルーのスクールカラーや緑あふれる近代的な建物がいかにも現代風。(※これはNUSキャンパスの中でも最も新しいエリアを見学したからかもしれません。)

ただ、共通して言えるのは、実物をみて

「めっちゃええやん!」ということです。

私は学校選択や人生の選択でこの自分自身のフィーリングは大事だと思っています。自分がどう感じるのかというフィーリングです。まず、自分が「めっちゃいい!」と感じることが大事だと思っています。

さまざまな環境を見せること、多様性や多文化をみせること、みなと違っていいのだということ、選択肢はたくさんあるのだということを、「親が見せてやること」は子育てにおいて重要なタスクだと思っています。

手の込んだ料理や、行き届いた育児ができなくても、私にもいろいろなことを「見せてやること」はできるなと思っています。そして、こどもに「めっちゃええんやん!」って思わせることにやりがいを感じます。(逆に「めっちゃええやん!」がもらえないときは、がっくりきますが。w)

この見せてやるということが、私の娘たちには効果的なステージに入ってきたなと今回の旅で感じました。

「大学内のカフェテリア 学食にこの迫力ですよ!私的にはめっちゃええやん!です。」

現地で教鞭をとられている先生からのお話、リアルな海外大学の姿を見た経験は彼女たちの選択肢の幅を広げることになったような気がします。

私自身は海外大学への留学経験はありません。高校1年生の時に、オーストラリアの高校に1か月、学生時代に大学のカリキュラムの一つで、4か月間アメリカに滞在した経験があるのみ。ここで話す「留学」とは一線を画すものです。しかし、この経験とちょっと強引ではあるものの、私自身の経験と比較してみてシンガポール留学の良さを挙げてみます。

シンガポール留学(NUS)の良い点

・流ちょうな英語を話せないことが、欧米豪と比較するとストレスではない

・街を歩いていても日本人が目立たない

・自分の外見にコンプレックスを感じない(欧米系の人種に対するコンプレックスがある日本人には特に楽かもしれません)

・子ども連れ、もしくは女性が一人で歩いていても、身の危険を感じない

・上下水道、交通系インフラが整っているので、生活面の不便を感じない

・食べ物の選択肢が多く、年中暑いので被服費など含めた生活費がおさえられる(寮で生活の場合)

・時差が日本と1時間しかないので、日本との連絡も楽

・中心部から少し離れた立地のため、繁華街まで距離がある=勉強に集中できる

・シングリッシュ(シンガポール人の英語)を聞くことができるようになってくると、本来学びたい分野の学業にフォーカスしやすい

・多文化、多様性、多宗教に触れられる(カフェテリア内の食器回収でもハラル対応しているのを見かけました)

・中華圏、アジア圏の人脈ができる

留学したと仮定した際に、私が感じたNUSの良さをざっと挙げてみました。もちろん、実際にNUSに留学したわけではないので、推察の域を出ませんが。

学生時代の苦い経験

私がオーストラリアの高校に通った際には、ネイティブの早口の英語に慣れるのにかなり時間がかかりました。そして、背が小さくて、童顔の私は、すらっとしたオーストラリア人の女子高生たちとの違いを意識して、自分の容姿にコンプレックスを抱いた記憶があります。

アメリカに4か月いた時には、寮のカフェテリアでだされるオイリーな食事に飽きて、寮のキッチンでご飯をおなべで炊いておにぎりを作ったりした覚えがあります。それに、英語の発音が悪くてよく理解してもらえなかったので、特別に先生にお願いして、発音のレッスンをこっそり受けていたこともあります。(今思えば、あんな勝手なリクエストをよく先生も受けてくれたなぁと思うのですが。w)

と挙げだすとキリがないのですが、短期の海外ステイでさへ本来の学びたいこと以外でのストレスが想像以上にあるものなんです。

だから本来の目的外のストレスを減らせるのであればそれに越したことはないと思っています。

そもそも昨今の留学において、語学を学ぶだけならほとんど意味はなく、専門科目を英語で学ぶ、インターナショナルな環境で自分自身を成長させることが重要なのは言うまでもないことですね。

NUSにある学部

日本に帰ってから調べたところ、NUSにある学部は下記のとおりです。詳細は、NUSのサイトをご覧ください。http://www.nus.edu.sg//oam/programmes.html

  • Arts and Social Sciences
  • Business
  • Computing
  • Continuing and Lifelong Education
  • Dentistry
  • Design and Environment
  • Engineering
  • Law
  • Medicine
  • Music
  • Public Health
  • Science
  • Public Policy
  • Integrative Sciences and Engineering
  • Duke-NUS Graduate Medical School Singapore(医学大学院。デューク大学と共同で設置)

まとめ

NUSは日本の大学とも提携関係を結んでおり、交換留学などが実施されています。代表的な国立大学は東京大学、京都大学、大阪大学、私立大学では慶應、早稲田、関学などがあります。なお、受験しようと思っている大学がどこの海外の大学と提携関係にあるかは、各大学に問い合わせすればすぐにわかります。

最後に、自分が学生でシンガポール大学への交換留学制度があったら、是非ともトライしてみたいと感じました。学生のころにはアジアの大学に留学するという選択肢があることに気づかない自分が少し悔やまれますね。なによりも、世界は30年前と比べると小さくなったと感じました。

さて、娘たちに次はどんな「めっちゃええやん!」をプレゼントできるのか・・・
また機会があればシェアしますね。

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