2024年09月14日
目を引くチラシの大阪偕星。豚まん屋さんを連想してしまうのは私だけでしょうか?
面白そうな取り組み、生徒が喜びそうな取り組みをこれでもか!というほど取り入れています。
その結果、生徒アンケートでは「学校に行くのが楽しい」と答える生徒がこの3年で各学年とも10%以上アップ、全学年とも75%を超えているようです。
そんな大阪偕星ですが、今年から週5日授業に変わりました。浪速など週5日制の私立が増えてきています。少し前までは週6日の学校ばかりでした。これからは授業日数も学校選びの基準のひとつになるかもしれませんね。
大阪偕星は3コース体制の学校です。
特進コース
昨年に大きな改革をしたそうです。
「やらされている」ということを避け、自分事として進路を考えるために対話を重視しているそうです。その結果、進路実績も改善しています。ただ合格者数はのべ人数なので、見えない部分もありました。
このコースのみ入試科目は5教科です。関関同立を目標とするコースで、近大への進学も多いようです。堺近辺の公立高校だと、高石、金岡、久米田高校あたりと併願受験をすることが多いようです。
文理進学コース
特進コースも同じなのですが、能率手帳を持ち、学習計画と進捗管理、実行した内容をもとに面談で先生と話し合いをしています。
私立大学文系を目指します。理系には行けないので注意が必要です。
併願先の公立高校は金岡、東百舌鳥、泉大津あたりです。
進路探求コース
併願先の公立高校は、泉大津、堺上、信太、伯太あたりです。
来年から大きな改革を実施予定だそうです。
学びなおし
まずは中学校での学習内容の学びなおし。これは、この偏差値帯の学校では同じような取り組みをしているところが多いと思います。
プロジェクト型授業
そしてプロジェクト型授業を導入しています。
「おもろい問い」から授業を始めます。例えば「人気のある漫画やアニメに共通する点はあるのか」「センスがいいは誰が決める」といったものです。
また1年生で自分史を書いて共有をします。そこで自分の価値を再発見できるとのこと。そういった意識の変容を目指して探求型の授業を実施しています。
キャリアフェス
探求型授業で意識が変わってきた生徒に対して、職業体験や大学の授業体験をしてキャリアについての理解を深めてもらうそうです。
進路について
特進コース、文理進学コースは大学進学を前提としたコースです。進路探求は大学進学、専門学校進学、就職といろいろは取り組みの中から自分が目指す進路をります。
よくない言い方かもしれませんが、難易度の低い学校・コースは日々の授業を進めるのも困難なことがあると思います。そういった生徒たちに興味を持ってもらうように大阪偕星だけでなく、いろいろな学校がいろいろな取り組みをしています。ぜひ、実際に学校を見て、自分に合いそうなところをしっかりと選択してもらえたらと思います。
配布された資料の中に中学校での実力テストの成績別に進学先の大学を一覧にしてくれています。その幅、実力テスト5教科500点満点で100点以下から350点以上まで。
150点以上の成績層から近大や関大に進学しています。中学校によって実力テストの得点を偏差値に直すとかなりの幅が出るのですが、150点というと平均点から概ね100点差をつけられているということです。模擬テストの偏差値では30台だったと思われます。そういった生徒たちのモチベーションを上げて、希望の進路を探り、実現していくのは大変なことだと思います。
そういった意味でも希望の持てる学校だと思います。
珍しい取り組みとしては、毎日学校見学を実施しています。時間帯は、平日は16時~18時、第1・第3土曜日は9時~12時です。オープンスクールや学校説明会のスケジュールが合わなくても学校を見られるのは嬉しいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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