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冬期講習を前に中学1年生たちに伝えたこと

2023年12月12日

あっという間に12月も半ば。2学期期末テストの結果を分析して次に向けての対策を各自に伝えているところです。

慌ただしい12月前半ですが、冬期講習の前に中学1年生に向けてガイダンスを行いました。

伝えたのは2つです。

勉強ができる幸せ

「もうすぐ冬期講習が始まります。みんな嬉しいですよね?」

そんな質問をすると「えー?」「そんなわけないやん!!!」と大ブーイングでした。

もちろん狙い通りです。

ここで1本の動画を見てもらいました。途上国でゴミを拾って一家の生計を一人で支えている12歳の少女のお話です。
https://www.youtube.com/watch?v=7Ueg7vP_z0k

動画を見て「今の自分にできること」「未来の自分にできること」「勉強をすると得られること」を考えてもらいました。

「募金をする」「文房具を送る」など出来ることを考えて答えてくれました。でも未来の自分にできることとなるとなかなか出にくいようでしたね。

ひとつの考えとして伝えたのが「目の前のことを一生懸命にする」ということです。直接、世界的な課題の解決にはつながらないかもしれませんが、仕事をするということは誰かの役に立つということです。そこで得たお金をまた自分の役に立ってくれる誰かに支払う。そうして世界は繋がっているので、自分にできることを一生懸命にやろうということです。

また「勉強をすること得られること」については、「自由」という答えを伝えてみました。

日本も世界も昔は身分が固定化されていた時代がありました。それが今は自由に社会階層を移動できます。ちょっと階層というと現代社会では語弊がありますね。職業と言い換えたほうが、より近いでしょうか。しかし自分自身にチカラがないと思うようにはいきません。その力を得るひとつの手段が勉強です。

また自由に生きるためには自分の未来を信じることも必要です。動画の中の少女も厳しい境遇にありながら自分の未来を諦めていませんでした。その未来を創っていくのは自分自身のチカラにほかなりません。

こういったことを20分ほどで伝えてみました。なかなか100%が伝わっていないかもしれませんが、少しでも色々なことを考えるキッカケになればと思います。そして勉強ができる環境にいることが実は幸せなことなんだと心の隅にでも置いてもらえたらと思います。

冬休みは最後のチャンス?

そして後半は具体的なことを伝えました。

2学期になって定期テストの点数が下がってしまったと危機感を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

成績個票をご確認いただきたいのですが、どの教科も平均点が1学期に比べ下がっていると思います。

これは1学期に比べて内容が難しくなり、授業について来れなくなっている子が増えてきたことを示しています。

つまり学力の2極化の分岐点となるのが2学期なんです。特に2学期の定期テストの成績が思わしくなかった人は、2学期の学習内容に理解不足を残してしまうと成績層が固定化してしまいかねません。5教科で平均だったら、このまま平均前後が続いてしまうということです。

だからこそ、この冬休みが非常に大切な時期なんです。特に知識を積み上げていく英語や数学の底上げが重要です。

また応用問題が難しくなってきているので、成績上位層は少し難易度の高い問題にチャレンジして知識を整理しなおしておくといいでしょう。

今後の成績を大きく左右する可能性の高いこの冬休み、充実した時間を過ごしていただければと思います。

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございます。

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