2021年05月29日
こんにちは。低学年担当の福島妙です。
コロナの緊急事態宣言の延長ので、長女(高校2年)の修学旅行が延期に、次女(小学5年)の林間学校が中止、遠足になってしまいました。
もっとスピーディーにワクチンの投与をスタートして、コロナが収束していれば、子どもたちの大切な思い出となるイベントに影響が出なかったのではないかなと残念でなりません。
特に、小学生で経験する林間学習や修学旅行は子どもたちが友情を深めたり、中学生に向けて自立心などを育て成長する貴重な経験だと思っているので、本当に可哀そうだなと感じています。
さて、話題はがらっと変わって、今回は「学び」について、私の母をとりあげたいと思います。w
73歳から新しい学びの世界へ
先日、私の母が突然、「ピアノ習いたいんだけど。」と言い出しました。うちの次女が自宅にきてピアノを教えてくれる先生に習っているので、ついでに母も習いたいとのことでした。
もちろん、反対する理由もなかったので「頑張って。」と背中を押しました。
母の期待を裏切る娘
私の母は子どもの頃、とてもピアノが習いたかったそうです。当時はピアノを習うなんてことは庶民の家庭でほとんどなかった時代でした。そこで、自分が母になった時に娘には絶対にピアノを習わせたいと考えたそうです。
しかし、残念なことに母の娘さん(私ですね。w)は、ピアノの練習を全くしないずぼらな娘でした。ピアノにはほこりが積もり、結局バイエルという教本だけでピアノをやめてしまいました。(私の年代の女性にはあるある話ですね。w)
そこから、さらに時は流れました。
祖母の期待を叶えた孫
娘さんもお母さんになり、母はおばあちゃんになりました。そして、思いました。
「娘はダメだったけど、孫がピアノをやってくれるかもしれない!」
そして、山あり谷ありでしたが、私の長女が私の母の念願をかなえてくれました。気晴らしにピアノ弾いたり、流行っている曲を自分で練習して楽しんで演奏してくれるレベルまで、なんとかピアノを続けてくれました。
夢がかなった母は満足しているはずだと私は思ってました。
現状に満足しない母の姿
しかし、やはり若かりし頃に憧れたピアノへの情熱は捨てきれなかったようです。ついに、「自分で弾けるようなりたい!」と言い出しました。ww
母はOver70ですが、もともと勉強家でとても努力家です。
泳げないことが嫌で40歳くらいからスイミングを習い始め、今では毎日1キロくらい泳ぐようになりました。他にも学生の頃に書道を学んでいたので、60歳くらいから本格的に書道に復帰しました。偉い先生に見てもらうために電車で先生の所へ通い、毎年展覧会に出品しています。展覧会へ出品するために書道の合宿に参加したり、なん百枚も納得する作品を生むために作品を書いたりしています。そして、素人の私からすると今や腕前はプロ級です。
ゴールを決めて、そこへ向かう努力と継続力が少しでも私にあれば、私の人生も違っていただろうなと思うほどです。ww
私は母のようにはなれないとは思っていますが、母が何事にもチャレンジする姿は、確実に娘である私には影響しています。そして、孫たちにも影響しているはずです。「子どもは親の後姿を見て育つ」なんて言葉もあるくらいなので、「孫は祖母の後姿を見て育つ」っていうのもあるなぁと感じる今日この頃です。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?