2020年12月19日
こんにちは、低学年担当の福島妙です。
いよいよ年内の低学年さんの通常授業は本日が最終日です。
来週からは冬期講習がスタートします。低学年さんもほぼ全員が追加受講予定です。低学年さんは講習期間中、日ごろ取り扱っていない国語の学習も進めることで、読解力をつけていきます。
国語力をつけていくには、たくさんの文章問題にふれていくことと、問題のパターンに慣れていくことが重要です。冬期講習中にはたくさんの文章問題に取り組んでいきます。
風邪などひかないようにして、頑張っていきましょう!
さて、今回は久しぶりに図書館に行ったので、借りた本「一度死んだ僕の、車いす世界一周」の紹介をします。
私にとって海外旅行とは
まず、本の紹介をする前に私にとって海外旅行が大事な理由を少し触れておきます。
私は毎年、自分へのご褒美として海外旅行をします。趣味がない私には唯一の人生の楽しみといってもいいかもしれません。
海外旅行の計画をすることで、なんとか気持ちを保って日々を過ごすのです。
9月か1月に旅行を設定することで、「あそこまで頑張れば、楽しみが待っている。しんどくても、あそこまでなんとか頑張ろう。」と目に見える形でニンジンをぶら下げるんですね。これが大事です!
私にとって、その地でしか味わえない匂いや温度、緊張感や高揚感は普段の生活では味わうことができない非日常です。仕事の忙しさ、育児のイライラ、人間関係のイライラ、日々のストレスをどこかでガス抜きすることが必要で、それが私にとっては海外旅行です。
海外旅行は単にご褒美だけではなく、私の精神安定剤的な意味合いも含まれているということです。
コロナの影響でストレスのもっていき場がないので読書
しかし、今年はコロナで私の精神安定剤の海外旅行はできません。
毎日、リアルで顔をみるのは家族のみ、会社の同僚とも会えず、リモートワークでひたすらPCとにらめっこ。ひきこもっているので、外にでるのが億劫になって、気が付くと春の桜も見ず、大好きな秋の紅葉もコロナがあるから我慢、ダウンコートを着る季節へと目まぐるしい速さで季節が移り変わっていきました。
人ごみは避けているので、お家でできることの読書で海外気分を味わうことにしました。
それが「一度死んだ僕の、車いす世界一周」です。
「一度死んだ僕の、車いす世界一周」
この本は私が憧れてやまない「世界一周」というドリームワードが含まれており、さらに車いすというワードも入ったタイトル。図書館でふと目に留まり、瞬時に借りようと思いました。
18歳の時に事故で車いす生活を余儀なくされた主人公が、たくさんの人の力をかりて世界一周したお話です。
舗装されていない道を車椅子で移動、バリヤフリー対応をしていない宿舎やトイレ、猛烈な暑さや脱水症状での体調不良など様々な困難に出会います。でも、持ち前の前向きさが人を呼ぶのか、どうしようもないだろうと思われるような場面で、現地の人や友人、同じような旅人の助けをかりながら旅を続けます。
嫌なことがあったあとには、いいことが起こる。
そして、究極のバリアフリーは「人」なのだということを、本を読み進めていく中で感じずにはいられない作品です。そして、困っている人がいる時に、声をかける勇気がでないという人がいますが、この本を読んだ後には躊躇せずに声をかけようになるかもしれません。
旅は人を大なり小なり成長させると私は思います。世界一周はできないかもしれないですが、いつかコロナが落ち着き、また自由に旅をできるようになるまでは、色々な本で世界を旅するのも良いものです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?