2020年11月03日
昨日の記事に引き続き中学3年生向けの入試特訓で伝えた大学での学びについて書いていきます。
『中学は給食、高校は定食、大学はビュッフェ~第6回入試特訓~』
自分で問題を作る
二つ目は「自分で問いを考える」「自分で答えを見つける」ということです。大学では自分で疑問に思うことを研究対象にして、自分でその答えを探します。
大学での学びとは少しズレますが、中学生に分かりやすいようにコンビニを例に話を進めました。
「コンビニは昨日と今日で並んでいる商品の種類や量が違うって知ってた?」と問いかけると、「えっ、ウソ!」という感じの反応でしたね。
「例えば暑い日に売れると思われるものは?」
「ジュース」「アイス」「麺類」口々に答えてくれます。
「じゃあ寒い日は?」「住宅街で暑い日は?」「オフィス街で寒い日は?」「観光地だったら?」
天候やイベント、立地、曜日などの組み合わせによって売れるものが違います。だからお店の人は売れるものを予測して品ぞろえを考えます。そして、その結果を検証します。
これはコンビニの例で大学での学問とは少し違いますが、自分が選んだ領域(学部や学科)で問い(仮説)を立て学びを進めます。
だから「国際系の学部に行ったから英語を話す練習をするっていう訳じゃないからね」という話をすると少し納得できたようです。(もちろん学部に基礎となる知識の習得も必要です。)
コンビニの例だし、大学の姿を全て正しく捉えているわけではありませんが、興味を持ってもらうという位置づけでこのようなことを話しました。
自由
大学を選ぶ、学部を選ぶ、専攻を選ぶ、受講科目を選ぶ。高校までは、選択の自由がかなり少なかったかと思います。それが大学になると自由になる範囲が一気に広がります。(遊びやアルバイトなど、そのほかの活動も高校生とは比べ物にならないくらい広範囲になりますね)
そして、その自由に選んだ後の行動が、自らの選択が正しかったのかどうかを決定します。
「なぜ、その大学を選ぶのか?」「なぜ、その学部を選ぶのか?」それ自体が自分で問いを考えるスタートなのかもしれませんね。
中学生に大学進学だけを勧めている訳ではありませんが、少しでも大学や社会での学び、そしてそこにつながる今勉強する意義を感じ、少しでも勉強に対するモチベーションを高めてもらえたらなと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。
堺市でこんな塾がありますが、ご存知でしょうか?