2020年08月26日
「成績が下がった」ってホント?
「成績が下がり続けていて…」
「でも志望校はやっぱり変えたくなくって」
そんな状況が気になって、一旦卒業した生徒さんが戻って来てくれました。
なるほど、現状の成績を確認すると志望校に合格するには、もう少し頑張る必要があります。
それで1年ほどの成績の推移を見ました。中学生なので定期テストの状況です。
1年生の1学期からテストの点数を順を追って確認すると、確かに下がってます。でも、平均点との差を考えると、上下10点くらいはあるものの大きく変化はありません。
逆に前回のテストでは、点数もよく少し持ち直した感触だったようです。しかし、平均点との差は過去最低。大きな差ではないものの、平均点が上がっているのには気がつかなったようです。
情報をどう分析するか
テストのあと、点数が気になるのは当然ですよね。でも、その点数をどう解釈するかで、その後の行動や成績が大きく変わる可能性があります。
「成績が下がり続けている」⇒「それほ大きく落ち込んだ訳ではない」という解釈を伝えると、パッと表情が明るくなりました。
「今回のテストで持ち直した」⇒「実はそうではない」⇒「志望校に行くために次回はこれくらいの点数を取れるように頑張ろうか」と目線を次回に向けると、さらに気持ちが上を向いたようでした。
誰と戦う?
中学校の定期テストにおいては、平均点との差が大切だという趣旨のことを書きました。
もちろん素点も大切です。平均点との差って目標にしにくいですからね。
難易度が高いテストでも、苦手な単元がテスト範囲でも、過去最高点を目指せるといいですね。その結果、平均点との差も改善されます。
よく「あいつには負けたくない」ということを聞きます。お互いに切磋琢磨できる関係は素晴らしいです。そのライバルに、ぜひ「過去の自分」を加えてみてください。
そして次回のテストで「自分史上最高」を取ってきてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。