2020年08月09日
「語彙力で勝負する!」
「語彙力で勝負する!」、今朝の朝日新聞エデュアの特集記事です。
偉そうな言い方ですが素晴らしいテーマです。
語彙の豊富さが人生の質を左右するとまで思っています。思考の幅や深さを決定する重要な要素の一つが言葉です。なぜなら言葉を知らないと表現できないからです。
と偉そうに書きながら「ヤバい」「スゴイ」を多用する自分を反省しないといけません・・・
記事には「お子さんへの語り掛け方」「心情語の強化」「類語辞典を使う」「SNSで表現力を強化する」など幼児から高校生まで語彙力強化法が書かれています。
記事はエデュアのサイトで読めると思うのですが、この記事を書いた時点では掲載されていませんでした。
(小学生向けの語彙力を強化する教材については、こんな記事を書いていました。)
語彙力だけでは勝てない
語彙力について持ち上げておいて何なのですが、強力ではあるものの武器としては不足があります。
国語でも英語でも社会でも理科でも、学習する単元についての背景知識があれば理解が深まりやすいです。
ということで、この夏、高校生たちにはこんな教材に取り組んでもらっています。
「政治」「経済」「文化」などテーマに沿って語彙を強化する教材です。
見開き1テーマで10~15分くらいで学習できるようになっています。
国語は苦手じゃないけどテーマによって成績が左右されるというタイプには特におススメです。
語彙力、背景知識を身に付けるには
語彙力、背景知識を身に付けるにはという期待を抱かせるようなことを書いてしまいましたが、特効薬はありません。
語彙も知識も何かを介してしか獲得できません。「本を読んでください」で解決できればいいのですが、そんなことは期待しないほうがいいでしょう。
ネット記事や動画でも見ないよりはいいです。でも、これも興味のあるを中心に見るでしょう。「ネットでニュースを読んでいます」と言っても、好みの傾向にあった記事が優先的に表示されます。結果として読む分野が偏ってしまいます。
人との会話によって語彙や知識を獲得して興味を持つ。中高生になると難しい部分もありますが、ご家庭でこの部分を少しずつでもできればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。