2020年07月06日
ゲームを制限する条例
上の写真は香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」、1日のゲームの利用時間を60分(休日は90分)以内を目安にしようという条例に対しての日経新聞の記事です。
施行直後はゲームをする時間を減らすことに少し効果があったようですが、コロナ禍で元の水準に戻ってしまったようです。
「公権力が一定の時間制約を押し付けることは、子どもや保護者の自己決定権の侵害」(香川弁護士会)
「子どもに対し直接の義務を課すものではなく、何らかの行為を禁止するものではない」(香川県議会議長)
賛否両論ですね。
以前にも書きましたが、条例や法律が家庭で決めるべきルールにまで介入するのかと思うと、ちょっと恐怖を感じます。
スマホと上手に付き合うために
しかしゲームやSNSなどスマホとの付き合いが大きな問題になっているご家庭が多いのも事実。個人面談をしていてもスマホに関する相談が必ず何件かのご家庭から寄せられます。
私の意見は「ルールを決める」「決めたら守る」という2点です。
コロナ禍で家で過ごす時間が増え、ネットに接する時間が増えているのは事実です。
でも「何となくこうなってしまった」では、誤ったメッセージを子どもたちに発していることにもなりかねません。「状況が変わったら、ルールを勝手に変えてもOK」「何も言われなければOK」といったメッセージです。
法律もそうですが、ルールは変更することができます。
「コロナで外に行けないから仕方ない」ではなく、「外に行けないから〇〇な状況になるまで1日に30分は延長しよう」などと話し合いによっての変更です。
一方的に親が変更を宣言しても、守らなければ意味がないですからね。こういったニュースを題材に権利と義務、ルールといったことについて親子で認識を共有できるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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