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君たちは今が世界(すべて)

2020年06月14日

休みの日に読んだ一冊をご紹介。

「今が世界(すべて)」に納得

タイトルがいいです。世界と書いて「すべて」というルビ。「学校の先生が、いま一番読んでほしい本」という帯のメッセージもよく理解できます。

ちょっとしたいたずらが大事件に。軽い気持ちでやったことが大ごとになる。けっこうな問題児だったと思われる小学校時代の出来事をいくつか思い出しました。

本書では、各章ごとに同じ出来事を違った自分物の視点から書いています。だから読み進めるごとに「あ、そうか。こっちから書くとこんな感じになるのか!」と物語に奥行きが出てくる感じですね。

しかも人物が一番目立つクラスのガキ大将やリーダーではなく、その近くや反対側にいる子たちなのが面白いです。

各章の登場人物に加えてエピローグが、また「なるほど!そう来たか!」と思わされました。

中高生、小学校高学年、保護者世代におススメです

ちょっと理解でいなかったクラスメートの心中をのぞき見する感覚。中学生や高校生は、少しだけ前の小学校時代を思い出しながら読めるのではないでしょうか。(読書感想文も書きやすいかも。)

小学生が読むとちょっと人間関係や心情を読み取るのが難しいかもしれません。私立中学校は、「これくらいのものを読んでほしい」という書籍から国語の読解問題を出題するとも言われます。

小学校高学年にもチャレンジしてほしいですね。

もちろん、保護者世代にもおススメ。ご自身の小学生時代や我が子の学校の人間関係を思い出しながら読み進められます。

ぜひ、ご家族で回し読みしていただければと思います。教室にも置いておきますね。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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