2020年03月24日
今日は終業式の中学校が多かったですね。この辺りの中学校は男女や学年で時間差登校でしたね。
終業式ということで通知表がお手元に届いていますよね。今日は現中学1年生、2年生(新中2、中3生)で公立高校に進学を希望する「あなた」に向けての記事です。
公立入試の内申点について
もうご存知のように公立高校の入試においては、入試(テスト)の点数と内申点を合計したもので合否を判定します。
その内申点は、ほぼ通知表の成績と考えていいでしょう。
各学年で各科目について5段階で評価された成績を、最終的に1年生:2年生:3年生の成績=1:1:3の割合で算出されます。
例えば、1年生「3」、2年生「3」、3年生「4」⇒内申点「4」といった感じですね。
「3年生(受験生)になったら頑張る」
3年生の割合が高いので上記の例のような逆転があり得ます。だから「3年生になったら頑張るから」という声を聞くことがあります。そう考えるのも分からないでもないのですが・・・。
でも毎年のように内申点、特に1年生、2年生の成績が合否を左右したり、志望校の変更しなかればならなかったりという生徒さんが出てきます。
どれくらいの内申点で合格できるの?
三国丘高校や岸和田高校などトップ校や泉陽高校といった2番手校の合格者の内申点は、平均すると9教科45点満点で40点をゆうに越えてきます。
また入塾時の面談でも、こんなことを聞きます。
「通知表の成績がオール3なんです。せめて真ん中くらいの公立高校に行ってほしいと思っているんですが…」
「真ん中くらいの公立高校」だったら、堺市近辺だと高石高校や金岡高校ですね。でも、こういった高校への合格者の内申は平均で1科目あたり3.5を越えているんです。
この春休みにしておいてほしいこと
通知表を手にした今日、こんなことをしておいてほしいと思います。
それは行きたい学校(「何となく行きたいなぁ」「気になるなるなぁ」という高校でOKです)に合格するにはどれくらいの内申点が必要なのか、これまでの内申点とどれくらいの差があるのかを調べることです。
内申点は通知表に書いてあるので分かりますよね。
しかし志望校に合格するためにどれくらいの内申点が必要なんでしょうか?
塾に通っている人は、先生に聞いたり、資料を見たりしたことがあるかももしれませんね。
でも中学校の先生には教えてもらっていないですよね?たぶん…
でも、当然、中学校の先生たちは知っています。
春休みに入ってしまいました。(実質的には春休み4週目ですが…)
でも、できそうなら先生に質問してみてくださいね。なかなか精神的にハードルは高いかもしれませんが。
でも、できれば確認してみてくださいね。
成績を上げるべき科目
例えば、内申点の目標が1科目あたり「4」の学校に行きたいとします。自分の成績は「4」が7科目、英語と社会が「3」がでした。
そうすると新学年で英語と社会を「4」以上にするか、そのほかの科目で「5」を目指すかということになります。
新学年の英語の学習単元は、前の学年の最後に習った文法事項の復習や発展的なものです。だから新中2生なら過去形、新中3生なら受動態の復習をするといいですよね。
このように目標とする内申点と自分の成績とのギャップが分かれば、でどの科目の成績を上げるべきなのかが見えてきます。そして新学年に向けての準備が的確にできます。
だから、ぜひ勇気を出して担任の先生に聞いてみてくださいね。学校に電話をしてもいいと思いますよ。(中学校の先生方、スミマセン)
もちろん在籍生のみんなは、ぜひ次に教室に来たときに聞いてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。