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「細く長い」勉強から「太く短い」勉強へ

2018年03月30日

自分で勉強できる科目と先生のフォローが必要な科目

何か人生を例えたようなタイトルですが、勉強の内容です。

春期講習の授業では、自分で完結できる学習と講師の補助が必要な学習に分けて進めています。

補助が必要なのは自力では理解できない内容です。科目でいうと数学や英語、理科(中でも物理や化学分野)がメインです。

自分で完結できる学習にあたるのは、英単語や漢字、社会です。これらは授業をするよりは自習形式で学習を進めてもらっています。

でも、完全に任せっきりにしてしまうと…

「細く長い学習」とは?

こんな解答を見たことはありませんか?
「guitar」を「guiter」と書いたり、「邪馬台国」を「邪馬大国」と書いていたりします。

もちろん本人は悪気なく、ズルをするつもりもなく、見落としてしまっているものが大半です。

こういった採点ミスに加えて、キチンとできるようになるまで、つまり問題集1ページを満点になるまで復習せずに次のページに進んでしまいます。これが「細く長くの学習」です。
「細い」というか「薄い」というか、そんな学習濃度で、どんどん先に進めてしまいます。

こんな勉強の仕方を続けているとテストで「勉強したはずなのに思い出せない」「なんとなく分かるけれど、正解を書けない」といったことになりかねません。

「太く短い学習」の効果

「太く短く」つまり少ない量でも学習したことを完璧にしてもらうために、自習形式でも抜き打ちチェックをしています。

これは入試や定期テストまで余裕のある今の時期だからこそ、子どもたちに伝えたい勉強法です。
今はどんどん先に学習を進めなくてもいい内容を丁寧に学習してもらいます。「どのような状態まで勉強すると点数を取れるようになるのか」を体得してもらいたいのです。

では実際に「太く短く」で勉強してもらったモノを見ていただきましょう。

少し見づらいかもしれませんが、4回同じ問題を解いてもらって満点になった例です。写真のように満点になるまで勉強してもらいます。

今の時期にこういう学習習慣をつけておくことで、1学期の中間テストで差が出ます。正しい勉強の仕方が習慣になっているので「勉強した(つもり)」のに「思ったより点が取れなかった」ということがなくなります。

個別指導塾に通うお子さんは社会を選択することは少ないと思います。だからこそ、保護者の方や友達にでも答えをチェックしてもらってくださいね。

自分で気づかないミスを減らすだけでもテストの点数が上がるはずですから。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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