2018年10月12日
保護者様からのご相談
一雨一度って言うんですね。今日は肌寒く感じます。一度の雨のたびに少しずつ気温が下がり、秋が深まっていく様子をそう表現するそうです。
そんな気温が下がるのと反比例して、受験勉強はヒートアップしていきます。
9月の面談で保護者の方からタイトルのように「高校入試で、志望校はいつまでに決めたらいいの?」とのご相談をいただきましたので、シェアをしておきたいと思います。
中学校での進路に関する個人懇談は3回
高校受験で入試を受けるのは基本的には2回。(公立高校の特別選抜の結果が思わしくない場合、一般選抜を受けて3回になることもあります)
今年の中学3年生は2月9日の私立高校入試、公立高校の特別選抜は2月19日、一般選抜は3月11日です。
その日程に合わせて3回の個人懇談があります。1回目は11月半ば、2回目は12月半ば、3回目は2月(公立特別選抜の場合は1月)です。
私立高校の候補校のリストアップ懇談(11月)
11月の進路懇談を名付けるとこんな感じですね。この場では、「この学校を受けたいんですけど、どうでしょう?」「この学校を受けたらどうですか?」というような候補校の相談をします。
もしこのときに全く志望校を考えていないと、成績によって学校の先生が提示する私立高校の中から選ぶことになってしまいかねません。(学校の先生のチョイスがマズいという訳ではありません。念のため。)
私立高校は教育内容や校風など大きく違いがあります。もちろん公立高校もそうなのですが、偏差値や内申点、成績だけではなく、どんな高校なのかを判断基準にしていただきたいと強く願います。
(私たち40歳前後の親世代が受験生だったころはオープンキャンパスや説明会などがなく、成績最優先で学校を選んだ記憶があります。)
11月の進路懇談で学校の先生から候補校の提示を受けるのもいいかもしれませんが、できればその場で「私立は〇〇高校と□□高校を、公立は△△高校を考えています」と伝えられるといいですね。
話がそれました。志望校選びの時期について、でした。
私立受験校の決定懇談
一番早い私立高校は12月半ばに中学校で行われる個人懇談で「この学校を受けたいです」という意思表示をします。もし、どうしても決めきれないという場合には、年明けまで待ってくれることもあります。
この段階では、内申点が8割がた決まっています。公立高校を受けるかどうか、受けるならどの高校にするのか、といったことも相談しておくといいですね。
公立受験校の決定懇談
2月、学年末テスト(学校によっては卒業テストと呼ぶところもあります)が終わって内申点が確定します。
この懇談では内申点、1月に実施された実力テストの成績を元に公立の受験校を決めます。
ちなみに公立特別選抜の場合は1月に志望校決定の個人懇談があります。
まとめ 高校入試の志望校を決める時期
学校の懇談会について書き始めると思いのほか長くなってしまいました。
まとめると11月の懇談までに公立を受けるかどうか、私立高校の受験候補となる学校を選択。12月の個人懇談までに私立の受験校を決定。2月の懇談までに公立の受験校を決定。という流れです。
各中学校の個人懇談の日程や内容に合わせて、その1週間ほど前にある程度の考えをまとめておくといいでしょう。
中学3年生はちょうど1か月後の個人懇談までにある程度の候補を考えておいてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。