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伸び悩みの意外な原因 ~陰山英男先生の講演より~

2019年05月29日

昨日は久しぶりに教育関連の講演会に出かけてきました。

100マス計算の陰山先生です。

日本の教育システムのアラをチクリと皮肉るのは痛快でしたが、それは聴衆を惹きつけるネタ。全体を通してのお話は「基礎・基本の徹底」ということです。

基礎・基本って?

お話されていた「基礎・基本」を列挙していきますね。

・睡眠時間は7時間以上を確保

・出来ることを完璧に出来るまで高めよう

・栄養バランスの取れた食事が成績を上げる
(「1週間で70品目を食べなさい」「パン食よりご飯食の生徒が平均5点高い」とのことでした)

・朝ごはんを必ず食べる
(平日午前中の授業が最重要)

・昔テレビ、今スマホ、1時間以内なら成績低下は起きない

・読書もし過ぎると成績は下がる(2時間以上)

・小学生のときから漢字の読み書き、計算(特に分数)を完璧にできるように

・「割合」を克服しておこう

特別なこと、目新しいことは全くありません。基礎・基本ですからね。でも我が家で完璧にできているかと言えば・・・

親の〇〇が伸び悩みを生む

お話の中で興味深い事例がありました。

小学生の頃、成績がよくて期待が持てる生徒がその後に伸び悩んでしまうことがあるということについてです。同じ学年の友達が医学部や国公立大学に進学しているのに、それ以上の学力だった子が全く及ばなくなってしまったことがあったそうです。

その原因を聞いて、私自身も気をつけないといけないなと考えさせられました。

その原因とは「親の期待が低すぎる」ということだそうです。

そのご家庭は田舎町でご商売などをされていました。お子さんには跡を継がせる予定です。だから勉強はそれほどしなくてもいい、という考えをご両親が持っていた。それでその子は勉強に向かわなくなってしまったとのことです。

あまりに高い期待も子どもたちをつぶしてしまうことがあります。でも、期待しなくてもダメなんですよね。

そのバランスは難しいところですが、生徒たちが本当に望む結果を上手く引き出せたらと思います。

 

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