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忘れるものよ、だからお稽古するの

2021年08月28日

こんにちは、低学年担当の福島妙です。

今回の緊急事態宣言中、通っている茶道のお稽古がお休みになるかなと思っていました。しかし、幸いにも今回はお休みにはならず通常通りにあります。そんなお稽古中の先生のセリフをご紹介したいと思います。

お稽古続いているの?

はい。wwコロナで休講期間がありましたが、マイペースに茶道のお稽古を続けています。
(初めてこちらのブログを読まれる方はこちらを参照。)

相変わらず「あれ?」「うーん・・・」「あ!」っとなりながらですが、それでもなんとかやっております。

1年くらいたったので、初級の「許状(きょじょう)」ももらいました。許状は「これから〇〇っていうお稽古をしてもいいですよぉ」という許可をあたえるものであって、「〇〇ができるようになりました。」という修了証書とは異なります。

そろそろ季節は秋へ

茶道では8月も過ぎると、季節を先取って秋の季語がでてきます。季語と茶道の何がつながるの?と思う方もいるかもしれませんね。

茶道では茶笏(ちゃしゃく)といって、抹茶をすくスプーンののような木でできた道具があります。その道具に毎回お名前をつけます。

(本来は元から名前がついていますが、有名な名前がついているような道具はとっても高価なもので、お稽古で使う道具などはその場でお稽古をしている人が自由に名前をつけます。)

通常、その時期の季語を用いることが多いです。

そんなことも最初は全然知らないので、毎回うまい名前をつけられず「うーん。」となります。

最近は事前にお稽古の日にあわせて季語を調べていくようにしています。そうしないと、ぱっと季語ってでてこないものです。勉強でいう予習みたいな感じですね。

このブログは8月も終わりに書いているので、気温は30度を超えていますが、「秋風」とか「初嵐」など初秋をイメージさせるものを今の時期には名前としてつければいいということです。

先生のおかげでなんとか

お稽古では満足に終えられたことが、いまだにありません。「前回できなかった〇〇はできるようになった!」と思ったら、「あーーー、えっとこの後どうするんだったかなぁ。」と必ず、どこかで頭が真っ白になります。

本来、お茶を淹れる動作は合理的にできているので、自然に動けばいいはずなのです。でも、「えっと、棗(なつめ=お茶を入れる茶器)をふいた。茶筅(ちゃせん=お茶を点てる、混ぜる道具)を清めた。次は・・・」なんて考えていると上手くいかないようです。

身体が自然に動くようになるまでお稽古を続けるしかないのだろうと思います。毎回毎回、笑っちゃうくらい間違えるのですが、先生はあきらめずにちゃんと教えてくれます。先生に「覚えられないです・・・」とぼそっと言うと、「あー、いいのよぉ。忘れちゃうからお稽古するのよー。楽しんだらいいから。」っと言われました。

いつもこの言葉で救われてなんとか今も続いています。

勉強でも「なんで何回もやっているのに、この問題ができないのだろう。」と思ってしまうことがあると思います。でも、覚えてたことでも忘れてしまうものなんです。そこであきらめて勉強をストップしたら終わりです。何度もやり続けて自然にできるようになるまで、なんとかやるしかない。できるまでやる。

苦手なことをできるようにすることは、簡単ではありませんがあきらめずにやっていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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